ctセミナー
2022年04月30日
こんにちは!獣医師の市川です!
今回もctセミナーに参加しました。
テーマは「脳、脊髄🧠」ということで、ct検査で診断可能な範囲で神経疾患について勉強しました。
通常脳や脊髄といった神経組織の病変を診断する上ではMRI検査がどうしても必要になってきます。
しかしながら、頭蓋骨の形成不全による病態や椎体の異常などを捉える上でct検査から得られる情報も多く、MRI撮影とct検査を合わせて検査することが現在ベーシックな診断手順になっています。
従来だと診断する上で脊髄の周りを流れる脳脊髄液という液体に対して造影剤を入れることで脊髄の病変を観察する脊髄造影検査とレントゲンの検査を併用した診断が椎間板ヘルニアなどに対して行われていました。
ただ簡単な検査方法ではなく、造影剤を流す上で脊髄に炎症が引き起こされるリスクや、そもそもの造影剤を流す手技の問題により診断するまでも一苦労かかるような検査のため、新しい方法としてct検査というものが有用視されました!
今回もctから得られる情報で椎間板ヘルニアの異常な部位を特定するコツを学んだり、その他神経疾患に対する基礎知識を学びました。
ct読影も一通りの手技を習いましたので、その知識が実践で活かせるように頑張っていきたいと思います。