セミナー参加報告

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外科セミナー

2022年09月30日

こんにちは、獣医師の森本です。

先日、大阪で開催された外科のセミナーに参加させていただきました。

今回は頭部の外科、形成外科などを中心に学んできました✏️

2人の専門医の講師の方々に自分たちの手技の評価や専門医ならではのテクニックをおそわりました。

その中でも、広範囲の組織を切除しなければいけない手術のときに使用するテクニックで、他の場所の皮膚を伸ばすことによって切除した範囲を覆う「皮弁」という手技に関しては、とても参考になりました✨

その他にも様々な知識やテクニックを吸収したので、今後の診療にいかしていきたいと思います❗️

リハビリセミナー

2022年09月29日

こんにちは!看護師の田村です。

 

先日リハビリ専門医の小笠原先生のセミナーに参加させていただきました。

 

今回は頸部や体幹に関わる筋肉についてです。先月に引き続きD r市川のハリス君に協力してもらいました!

まず筋肉には関節を伸ばす、曲げる、回す動きをするために一つ一つに働きがあります。

頸部を伸ばすための筋肉に板状筋と言うものがあり、頸部ヘルニアの時に圧迫すると痛みがあるそうです。実際にハリス君の筋肉を触ってみましたがなかなか難しい…。日頃からもっと意識をして触れていきたいと思いました。

また頸部を側曲する筋肉では、斜頸などで顔が左右片方に向いてしまう時などに首が曲がって縮んでいる筋肉が張ってしまうのでマッサージでほぐすことが大切です。

体幹に関わる筋肉では胸腰椎を支えるための筋肉があります。背骨の先端の棘突起と呼ばれる部分の一つ一つを触っていくと多裂筋と呼ばれる筋肉の刺激になります。この筋肉が縮むことにより、背中が丸まってしまう湾曲になってしまったりします。これによりバランスがとれなくなってしまうそうです。

実際に触ってみると触知できる筋肉と難しいものもそれぞれありました。今回学んだ筋肉も日頃から意識して触ってしっかり覚えていきたいと思います。

 

ハリス君今回もご協力ありがとうございました!

エキゾチックセミナー

2022年09月26日

こんにちは看護師の宮本です!

先日のエキゾチックセミナーは、問診や飼育トラブルを教えて頂きました。

 

セキセイインコは寿命約10年と言われていますが、慢性発情によるトラブルが多いそうです。

ここで問題です!!

Q.発情を抑えるのに1番有効な方法はなんでしょう?

①部屋を暗くする

②声をかけすぎない

③鏡や、鳥の形をしたおもちゃを撤去

④ダイエット

 

 

 

 

 

 

 

答えは、、どれも有効ですが

鶴野先生によると抜群に④!!だそうです。

 

45gくらいのセキセイインコさんを37〜38gにするだけで、発情回数がグン!と減るそうです♪

また、肥満気味ですと、脂肪肝になり⇨緑色軟便⇨羽や嘴がボロボロになってしまうそうです💦

セキセイインコさんのお花なのに、自分も肥満、、、気をつけなきゃと思いました💦

 

 

問診するポイントとして、カゴを設置しているお部屋、おもちゃはどんな物を設置していますか?保温器具はどんな物を使ってますか?シードの入れ替え頻度は?などでした。

 

やはり、以前にも教わりましたが特にエキゾチックアニマルさんたちは生息地の環境を理解して飼育していくのが1番の治療だなと感じました✏️

 

学生のとき、ヤドカリやバジェットガエルを飼ってみたいなと思っていましたがYouTubeを見て満足していた宮本がお送りしました✏️

麻酔セミナー💨

2022年09月18日

こんにちは!獣医師の山野です!

先日、麻酔セミナーを受講しました。今回のテーマは“ETCO2”についてでした👩‍🔬

ETCO2は呼気終末二酸化炭素濃度と呼ばれるもので、その名の通り、呼気中の二酸化炭素濃度を表しており、酸素と二酸化炭素の交換をちゃんと行えているかの指標です。麻酔中に必ずモニターする項目であり、犬の正常値は3545mmHg、猫は2535mmHgと言われています。

このETCO2ですが、単なる換気モニターだけではありません😳 他にもとても重要な役割があります!

まずは酸素がどのように体内を巡るのかについて説明します🌀🍃 新鮮な酸素は肺へ送り込まれたあと、赤血球によって全身の臓器や組織へ運ばれます。全身の臓器や組織では酸素はエネルギー源として利用され、二酸化炭素と交換されます。この二酸化炭素は最終的にまた肺へもどって呼気として体外へ出ていきます。ETCO2は最終的に体外へ出ていく二酸化炭素の量を表しており、すなわち臓器や組織が産生した二酸化炭素の量と言い換えることができるのです🙆‍♀️

さて、麻酔モニター中にETCO240mmHgから30mmHgに下がった時、体の中でどのような変化が起こっていると考えられるでしょうか?原因は3つほど考えられます🤔💡

①肺が過換気状態で二酸化炭素濃度が低くなっている可能性があります。

②心臓の血液を送り出す力が弱っていることが原因で、全身の臓器や組織に酸素が行き届かず、二酸化炭素が産生されなくなり、最終的に肺に戻ってくる二酸化炭素濃度が減少している可能性があります。

③体温が低いことが原因で、全身の臓器や組織が機能せず、酸素は行き届いているものの二酸化炭素と交換できないため、最終的に肺へ戻ってくる二酸化炭素濃度が減少している可能性があります。

このようにETCO2は換気モニターだけではなく、全身の循環動態の指標としても活用できるのです✨️✨️

今回はETCO2というモニター項目の1つに絞った内容でしたが、とても奥が深く勉強すべきことはまだまだ沢山ありました📖 これからも安全な麻酔管理ができるように勉強していきたいと思います✍🏻💭

皮膚科の永田塾

2022年09月18日

こんにちは!獣医師の久米です。

今回は永田塾にて皮膚炎について学んできました。

ワンちゃんの皮膚炎では犬アトピー性皮膚炎、アレルギー(食物、ノミ、疥癬)、脂漏性皮膚炎を中心に見ていきます。

皮膚炎の診断では病歴が大切になり、わんちゃんの皮膚の状態を見る他に飼い主様にさまざまな質問をしていき、診断を進めていきます!

皮膚炎の治療では検査による診断が100%ではなく、治療への反応が最も大切な部分になっていきます。

犬アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎は体質的な部分もあるため、長期的な治療や体質改善が必要になることが多いです。

うちの子皮膚が痒いのかも?と感じたらいつでもご相談くださいね😊

セミントラセミナー

2022年09月18日

こんにちは😃

獣医師の足立です🐰

 

 

先日、ベーリンガーというメーカーさんにセミントラという製品についてのセミナーを実施していただきました。

 

 

元々セミントラは青パッケージの慢性腎臓病治療薬があるのですが、今回は薬の用量が変わり、慢性腎臓病+高血圧症治療薬となる赤パッケージの物が出来たとの新しいお薬の紹介でした。

 

 

猫ちゃんの高血圧症はご存知ですか?10歳以上の猫ちゃんの5頭に1頭は高血圧症の可能性があると言われています。7歳以上であったり、慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症、原発性高アルドステロン症などの基礎疾患があると高血圧症となるリスクが高いと言われています。その中でも、慢性腎臓病から2次的に高血圧になることが多いと言われています。猫ちゃんの血圧を正確に測るのは少し難しいと言われており、より安心できる状態下での測定値が必要となります。慣れるまで何回か繰り返し測定したり、飼い主様に傍にいていただいたりと、その子に合わせて測定するのが好ましいです。

 

 

高血圧は蛋白尿や腎組織損傷との関連性が示されていて、蛋白尿は腎臓病を急速に進行させてしまう可能性もあります。高血圧症と慢性腎臓病は併発しやすいことから、蛋白尿を抑える治療も検討する必要があるとされています。こういった点から、元々慢性腎臓病の蛋白尿抑制として使われていたセミントラの用量を増やし、高血圧症の治療薬としてこの度新しく販売されることになりました。猫ちゃんは錠剤だと飲ませにくかったりもするのですが、液状のお薬でシリンジから飲ませてあげることができます。

 

 

高血圧症は見逃されることが多い病気です。当院ではわんにゃんドッグのCコースに血圧測定を組み込ませていただいています。Cコースだとお預かり検査になるので緊張して検査ができない子などは、診察室で一緒に血圧測定をすることもできますので、気になる方は遠慮なくお声かけくださいね!

 

 

セミナーの様子です🎶

リハビリセミナー

2022年09月17日

こんにちは😃

獣医師の足立です🐰

 

 

先日、リハビリ専門医の小笠原先生によるシニアセミナーを受講させていただきました。今回のテーマは、シニア期の栄養リハビリテーションでした✨

 

 

身体の約60%は水分!と半分以上が水分を占めていますが、身体の約20%はタンパク質でできています。このタンパク質から、臓器や皮膚、爪、毛、ホルモン、血液、免疫成分など、重要な物を作り出しています。シニア期の管理として重要となるのがこのタンパク質となるため、今回はタンパク質についての栄養学を学びました。

 

 

タンパク質の構成成分はアミノ酸です。アミノ酸は自然界では数百種も存在しているそうです。体内で合成できる非必須アミノ酸は、人では11種。体内で合成できず食事から栄養として摂取が必要な必須アミノ酸は、人では9種となります。この必須アミノ酸は、犬では10種、猫では11種となるそうです。必須アミノ酸の中でも、バリン・ロイシン・イソロイシンという3つのアミノ酸が重要で、タンパク質を合成する必須アミノ酸の30〜40%を占めているそうです。

 

 

リハビリいわゆる筋トレと、タンパク質合成の関係がリハビリには重要となります。ただ単にタンパク質を摂取するよりも、筋トレ後にタンパク質を摂取した方がタンパク質合成力がUPするそうです!また、タンパク質摂取のタイミングは、筋トレ後1〜2時間がゴールデンタイムとなるそうです!!筋タンパク質の合成は、筋トレ後24時間続くそうなので、タンパク質の摂取は筋トレ後24時間は意識した方がいいそうです!!!

 

 

では、どのようなタンパク質を取るといいのでしょうか?食材の中で最強のタンパク質となるのは、肉、卵、牛乳、大豆です。良質なタンパク質の指標はアミノ酸スコアというもので示されます。脂質代謝異常のある子は鶏むね肉がベストだったりと、タンパク質の含有量や脂質の含有量によって、どんなタンパク質を取った方がいいのか?が変わります。筋タンパク質は必須アミノ酸でしか合成されない上、人だと9種のうちどれかが欠けていても合成されないため、アミノ酸をバランス良く摂取することが望ましいです。

 

 

筋肉単位での栄養学を深く学べたので、今後のリハビリやシニア期の患者さんの診察に活かしていきたいと思います✨

 

 

 

 

歯科セミナー

2022年09月15日

こんにちは、獣医師の森本です。

先日、歯科セミナーに参加させていただき、抜歯に関して学んできました🦷

今まで抜歯に関しては色々なところで勉強してきたつもりでしたが、歯科の認定医の先生の丁寧な手技には驚きました!

動作の一つ一つに意味があり、細かく丁寧な手技に感動しました✨

もちろん先生から盗める技術は多く学んできたので、今後の自分の手技にも活かしていければと思います。

学んだことが一つでも多く、来院された方にとって良い結果に繋がればと思います❗️

臨床病理症例検討会

2022年09月14日

こんにちは、獣医師の森本です。

先日、月に一回開催される症例検討会に参加させていただきました。

今回は、猫ちゃんのFIPについて学ばせていただきました。

顕微鏡レベルでの病気の成り立ちや教科書には書いていないような実践的な知識や、予想した検査結果と違った場合の対処方法などの臨床現場で、すぐにでも活かせるような内容が多くとてもためになりました。

学んだことを少しでもご家族に提供できるように精進していきたいと思います❗️

接遇セミナー

2022年09月12日

こんにちは!獣医師の山野です!

先日接遇セミナーを受講しました。前回に引き続き、今回のテーマは動物たちと飼い主様へのホスピタリティでした。前回はグループごとに分かれてホスピタリティに関する目標を1つずつ設定しました。

各チームが考えた目標は、

飼い主様、スタッフとも心が暖まり院内の雰囲気をより良いものにする

待合室を過ごしやすくする

飼い主様からの質問に丁寧で納得のいく答えを返せるようになる

忙しい時でもキレイを保つ

飼い主様とペットちゃんの情報の把握を徹底する

どんな時でも飼い主様へ丁寧で優しいと思っていただけるような対応をする

でした

それぞれのチームが目標にむけて具体的な案を計画し、1ヶ月間取り組み、今回はその結果を報告し合いました☺️

どのチームも1ヶ月間積極的に取り組み成果を出していました👏👏✨

先月から待合室に温度計や扇子が設置されていたり、患者様やスタッフへのありがとうを形にしたありがとうの木が飾られていたのはご存知でしょうか?😳 これらは待合室を過ごしやすくするチームと飼い主様、スタッフとも心が暖まり院内の雰囲気をより良いものにするチームの成果のひとつです👀

その他にもたくさんの改革が行われたことでホスピタリティ溢れる病院に一歩近づけたように思います

これからも活動は継続して動物たちや飼い主様の心に寄り添った病院になれるように努力してまいりますのでよろしくお願いいたします🥰