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お出かけの際には🐶

2022年07月28日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

もうすぐ7月も終わりですね…。

考えてみれば2022年も半分が終わったことになります。

今年頑張る!と決めたことの半分もできていないですが、達成できた目標ももちろんあります。

残り半分、ますます頑張ります!!

 

さて、世間は夏休みムードが漂ってきていますよね?

コロナは再流行を見せていますが、お盆も近いですし、今年はお出かけする方も多いようです。

コロナ禍になってから、密を避けるためか車で長距離を移動する方も増えた印象です。

その際によく質問されるのが、「車酔い」についてです🚙

 

犬では比較的車酔いは遭遇頻度が高く、

嘔吐をしないまでも、よだれがひどい…。などの経験がある方も多いのではないでしょうか?

車酔いの予防方法はいくつかあります。

① 適度な食事をとってから出かけること
空腹は気持ち悪さを助長させます。一方で満腹も気持ち悪くなり嘔吐につながります。
そのため、いつもの半分程度にし、食後2~3時間程度たってから車にのることを心掛けましょう。

② 睡眠不足は避け、休憩をしっかりとる
連日のお出かけは疲れやストレスの原因になり、車に酔いやすくなります。
出かけている最中もこまめに休憩を取り、気分転換を図りましょう。

③ 少し疲れさせる、眠い時間に出かける
一方で体力が有り余っているときでは興奮してしまいます。
寝ているときにはほとんど車酔いしないので、適度に遊んでから出かけるなど、すぐに寝てしまうようなシチュエーションづくりも大事です。

④ 空気を入れ替え、適温を保つ
暑い、寒いは厳禁です!人はちょうど良くても、乗っている場所によっては、不快に感じる温度になっているかもしれません。

⑤ キャリーに入れ、しっかり固定
基本的に安全のためにも、移動中はキャリーに入った方がよいです。
そのうえで、しっかりと固定し、揺れを軽減してあげましょう。
キャリーが苦手な子では、ドライブボックスなどを利用し、なるべく抱っこでの乗車は避けましょう。

⑥ 成功体験を作る
人でも苦手意識=乗り物酔いのリスクとなるようです。
短時間の移動や、場合によっては走らず乗るだけ…のような方法からでも、車に乗ることに慣れましょう。

こうした方法を行いつつも、どうしても酔ってしまう子はたくさんいます。

その際は病院で酔い止めの処方も行っております。

気持ち悪い中、無理に移動するより、少しでも負担なく移動できるようにご相談ください!

ちなみに、猫は三半規管が発達しているため、犬に比べ、車酔いしづらい。とされています。

しかし、車に乗ると、涎がひどい…。という子も少なくありません。

猫でも同様の方法で対応は可能です。

しかし、猫では純粋な車酔いというより、緊張や興奮により涎がでる子も多いです。

酔い止めでは収まらないこともあるので、ご相談ください。

 

先日、私も仕事で北海道に行ってきました。

対面での学会や研修が増えてきて、長距離を移動する機会も多くなりました。

時々犬を連れている方を目にしますが、多くの子がおとなしくキャリーの中で待っていて、

偉いな✨と思います!

北海道はやはりおいしいものが多いです🥄

今回はサガリ&ハンバーグをおいしくいただきました😊

普段は野菜大好きなので、もちろんサラダも食べましたが、やっぱりお肉もおいしいですね🍖