循環器セミナー
2025年05月31日
こんにちは獣医師の伊藤です!
先日、院内で循環器のスペシャリスト岩永先生のセミナーが開催されました!
今回のテーマは心エコーの基本16断面の正確な出し方についてでした。
まずは、エコープローブの持ち方、当て方から教えていただきました。
⚪︎プローブの持ち方
人それぞれだと思いますが、人差し指をプローブの少し上に出すと、プローブがブレずに安定します。
⚪︎画像の当て方の基本
その1:毛をかき分けて地肌を直接見ながらプローブを当てる
その2:肺や肋骨などの障害をできるだけ入れない。→そのためには、プローブをなるべく胸骨側から当てたり、少し前後にずらしたりする
その3:焦点を調節する
次に右側アプローチ、左側アプローチについてです。
⚪︎右側アプローチ
・4腔断面
リファレンスマークを動物の頭側方向に向けてプローブをそっと胸骨寄りに当てる
・左室流出路断面
4腔断面を出してる状態から、プローブを少し手前に傾けると大動脈が見えてくる
・短軸断面
乳頭筋レベル:1番最初に出す短軸断面。左室流出路断面の状態から、プローブを90度時計回りに回転させ、真下から当てるようにする(左心室が丸く出せればOK)
→乳頭筋をランドマークにして、プローブを手前に引いたり、奥にしてみると心尖部や腱索や僧帽弁が描出される
大動脈弁レベル:僧帽弁を描出してる状態からプローブをやや頭側方向に進める
肺動脈弁レベル:さらにプローブを時計回りに回転させるお肺動脈が描出され、探りながら右主肺動脈、左主肺動脈を確認する
⚪︎左側アプローチ
・心尖部
心尖部に垂直に当てるようにする
・5腔断面
心尖部を描出してる状態からプローブを少し前に倒すかずらす(流出路の評価を行う際に描出)
・傍胸骨アプローチ
リファレンスマークを背骨に向けてみる
→肺動脈の血流速度や動脈管遺残の評価につながる
・右室流出路断面
→血管肉腫の評価
以上の基本断面を出して、心臓の形態、動き、血流の3つを評価していきます。
座学の後に、実際に心臓の右側アプローチを実践させていただきました。
基本の断面を描出し、早期に心臓の病気を発見できるよう、これからも勉強と実践を頑張っていきたいと思います。
気になることがあればいつでも病院スタッフに相談してみて下さい!