循環器セミナー
2020年03月17日
こんにちは、獣医師の松井です。
病院内で循環器セミナー🩺がありました。
今回は猫の心筋症🐱でした。心筋症はネコちゃん達の心臓病のひとつです。その発生機序のひとつに収縮期前方運動(SAM)と呼ばれる心臓内の弁が大動脈へ引き込まれてしまう病態があります。これにより心臓内に狭窄が生まれ流れが滞るため、心臓が肥大していきます。治療としては心臓の収縮機能を抑えて心負荷を軽減していきます。心筋症は先天的な構造異常でも起こるため、注意が必要です。お家で見つけるのは難しいですが、元気がない、呼吸が変等、普段からよく見てあげて気になった場合は来院時にお話しくださいね。