石塚先生の麻酔学校
2025年07月19日
こんにちは、看護師の泉山です。
先日、石塚先生の麻酔に関するセミナーを受けました。今回は全身麻酔の流れを理解するところから始まりました。
まず全身に麻酔がかかるまでにいくつか準備があります。
麻酔中、身体の機能が低下しないためには「ATP」が必要です。ATPはグルコース+酸素によって作られ、グルコースが十分にあるのかは術前検査で分かります。
麻酔導入は、意識低下・筋弛緩をさせてから気管挿管で呼吸、麻酔の維持を行います。
気管挿管することでチューブから確実に体内に酸素を送ることができ、身体の機能が保たれます。
更に、麻酔中は血圧の維持が大切です。肺→心臓→体内の臓器にグルコースや酸素を送り、ATPの産生と共に出た二酸化炭素を心臓→肺に送るためには血圧がないと全身を巡ることができません。
このように麻酔をかける前にも準備が必要な理由は、麻酔中の身体の機能を維持するために重要なことだと改めて理解しました。