腎泌尿器セミナー
2021年12月04日
こんにちは!獣医師の市川です!
今月よりオンラインでの腎泌尿器セミナーに参加させて頂きます。
第一回目のテーマは「AKI(急性腎障害)/CKD(慢性腎臓病)」で、特にAKIの病態やグレードの分類などについて学びました。
獣医療において腎臓病の診断治療においては、IRISという団体がガイドラインを作成しており、今回はそのガイドラインに加えて最新の情報を教えて頂きました。
AKIは数時間から数日での急性の乏尿および無尿兆候を主徴とする腎臓の病気になります。
従来では腎前性、腎性、腎後性の3つの原因が分類されており、最近では治療への反応性の違いや腎臓病における経過からこの分類における捉え方が変化しつつあることを教えていただきました。
ヒトではAKIにおけるステージ分類が確立されていますが、獣医領では未発達な部分も多く、予後との直接的な結びつきが弱いことが現状です。
しかし、その中でも診断に有用な検査項目や予後予測に関する論文上のデータに関して今回学べました。
第二回までに教えていただいたCKDの参考資料を熟読しようと思います!!