セミナー参加報告

seminar

VOA整形外科セミナー

2020年09月26日

こんにちは、Dr.スゴウです。

先日、整形外科のセミナーがありました。

タイトルは『椎間板ヘルニアと間違えやすい疾患/手術が困難な症例』でした。

神経疾患と整形疾患は症状が類似しているものがあり、診断を誤らないためのポイントを勉強しました。

また、ひとえに椎間板ヘルニアと言っても犬種により手術をしても治りが悪い場合があります。

重症度に依存しますが、通常手術により67〜95%の子は自分の足で歩けるまで回復しますが、パグ、フレンチブルドック、ペキニーズなどの短頭種は手術を行っても回復が悪い事が多いです。

また、発症してから時間が経ちすぎでしまうと神経と突出した椎間板物質がくっついてしまい手術自体が困難になり、手術が無事に終わったとしても回復が遅いです。

上の理由からフラつきだけの症状の子でも発症から二週間以上経過を見ることはオススメしません。改善がない場合は早めの再診を心掛けましょう。