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こんにちは、獣医師の田口です。
診察の中で聞かれる質問のひとつが「これ、ちょっとだけならあげても大丈夫ですか？」というものです。
私たちにとっては何気ない食べ物でも、犬や猫にとっては中毒や体調不良の原因になることがあります。今日はそんな「実は危ない人間の食べ物」についていくつかご紹介します。

〈特に危険な食べ物〉
　・チョコレート
　・タマネギ（ネギ類）
　・ブドウ（レーズン）
　・キシリトール入りの食べ物
　・アルコール
　・カフェイン

〈以外と知られていない注意食材〉
　・鶏の骨･･･鋭く割れて消化管穿孔のリスク
　・牛乳･･･多くの犬猫は乳糖不耐症のため下痢のリスク
　・生のイカ/タコ･･･チアミナーゼによるビタミンB1欠乏
　・アボカド

これらの食べ物の中には少量であれば大きな問題になることは無い食品も含まれていますが、中毒量は動物の体重や体質によって変化するものです。万が一口にしてしまった場合は、少量であってもかかりつけの動物病院へご相談下さい。