セミナー参加報告

seminar

しつけセミナー🐕

2025年09月13日

こんにちは、看護スタッフの金です。

先日しつけセミナーを受けました!

内容は、『子犬のトイレトレーニング』についてです。

 

トイレのトレーニングは最初苦戦する方が多いと思います。

ペットシーツ=トイレという考えや1箇所でトイレすると言う考え方が犬にはありません。

マーキングなどの行動も困る要因の一つだと思います。

しかしすぐオムツに切り替えることは、失敗が防げたり片付けが楽などの利点はありますが、トイレが習慣化がされず皮膚トラブルなども起こってしまいます。そのためにトレーニングが必要です。

 

 

犬に教える基本として✨

①失敗を予防する

同じクッションやソファにしてしまうのであれば、取り除くことやソファの場合は上がれないように柵をつけるなどの対策が必要です。

また、その前にトイレ日記などを書き、一番失敗する場面を知ることがより大切です。

②成功に導く

タイミングをみてこまめにトイレに連れて行くこと。タイミングとして、食事後、遊んだ後、お散歩後など様々ですがタイミングとしてわかりやすい状況がいいと思います。

③成功をほめる

トイレができたらおやつやおもちゃなどでご褒美をあげるのが効果的です。

失敗した時と成功した時の反応をはっきりとさせることがポイントです。

 

タイミングや流れなど今まで自分が勉強して来たことと初めて知れた部分があり、より理解でき勉強になりました。

トイレトレーニングは時間かかることも多いと思いますが、一緒に頑張りましょう!

才能研究所

2025年09月11日

こんにちは、看護スタッフの榎澤です。

今回才能研究所の鈴木さんからビジョンの共有についてお話していただきました。

 

一番印象に残ったことは自立性と主体性の違いを知り、社会では主体性を高めていくことが大切だということです。

自立性とは決められた枠組みの中で率先して行動すること、主体性とは自ら目的を設定し、責任を持って行動する力を指します。

社会では常に成長することが求められるので主体性を高めるためにどんな事ができるのかスタッフ全員で考えました。

 

『限界はつくるな』という院長先生のお言葉があります。

ミズノはホスピタリティあふれる病院であり、スタッフのスキルアップにも力を入れている病院なので、これが最善な対応だったのか、もっとできることがあったのではないかと次のステップに上がれるように考えることを大切にしたいです。

 

日々の生活で1つでも成長できるように細かな部分に視点を当てて生活しようと思います。

院内皮膚科セミナー

2025年09月05日

こんばんは、Dr.スゴウです。

先日院内で皮膚科のセミナーがありました。

今回のテーマは猫の皮膚炎でした。

猫の皮膚炎では痒みのコントロールが治療のメインになります。

痒み止めの内服薬は様々な種類がありますが、猫ちゃんではステロイドの内服薬が第一選択とされてます。

ステロイドの内服薬にも種類があり猫ちゃんでは主にトリアムシロノンとプレドニゾロンという2種類のステロイドを使用することが多いです。

上記の内服薬を適切に使うことが出来れば95%の子で症状に改善が見られると言われてます。

ただ、どの薬も副作用があります。

一般的には10頭に1頭程度で下痢、吐き気の消化器症状が出る可能性があります。

ステロイドに関しては心筋症という心臓の病気を持っている子に対して使用すると心筋症の症状が出てしまうことがあります。

また、長期的に内服を続けることで糖尿病を発症する可能性もあります。

ステロイド剤は適切に使用し、副作用の確認のための検診を怠らなければ症状を抑え、猫ちゃんの生活の質を上げてくれるお薬です。

また他の内服薬と比較すると価格が安価であるため継続もしやすいです。

猫ちゃんが痒みで辛そうな時は当院スタッフに相談してくださいね🐱

 

ヒルズVNフェスタ2025

2025年09月03日

こんにちは!動物看護師のなわいです!

 

先日ヒルズさん主催のVNフェスタに参加しました!

 

職務への考え方や病院スタッフとしての立場であることの意識、自分の強みなどを理解しそれぞれが成長していくことが自分の励みになり、どこの病院にも必要なことだと教えていただきました📚✍🏻

 

動物看護師としてのキャリアの積み方や目指したい看護師像などを改めて考える機会になり、今後もミズノ動物クリニックの一員としてより努力していこうと思います✊🏻✨

内科学セミナー

2025年09月02日

こんにちは。獣医師の山崎です。

今回は内科学セミナーでタンパク漏出性腸症( PLE)と呼ばれる病気について学びました。

 

タンパク漏出性腸症は原因として感染症や異物、寄生虫、びまん性腸疾患、腫瘍、右心不全、門脈高血圧症などにより蛋白が漏出することでタンパク、とくにALBの低下がおこる病気です。

その中でも原因として多いのが炎症性PLEと呼ばれる慢性腸症、リンパ管拡張症、腸炎によるタンパクの漏出です。

犬種として柴犬、フレンチブルドッグ、ダックスフンド、トイプードルなどが好発犬種になりますが、様々な犬種でみられます。

 

主に血液検査、超音波検査、内視鏡生検により診断を行い、食事療法やプレドニゾロン、クロラムブシルなどにより治療をおこないます。

合併症として血栓塞栓症、肉芽腫性リンパ管炎、低コバラミン血性がみられるのでそちらも注意が必要です。

 

CT画像診断セミナー

2025年08月31日

こんにちは。獣医師の山﨑です。

今回はCT画像診断セミナーで胃、腸について学びました。

主に胃腸疾患では超音波検査やレントゲン検査が麻酔をかけずにする検査として一般的です。しかし胃腸にガスがたまっている場合や体が大きな動物など診断が難しくなることがあります。そのような状況でも腹腔内のガスや異物の誤食などを3次元で評価することができます。しかしCT検査を行う場合、基本的には全身麻酔が必要になりますのでそれぞれの検査の特徴をしっかり理解して使い分けることが大切です。

救急セミナー 8/25

2025年08月29日

こんにちは!看護師の岩國です。

先日行われた救急セミナーについて報告致します。

今回のタイトルは「トリアージ」。

フランス語で選別を意味し、本来はコーヒー豆やブドウなどの品質を選り分けることに使うものだったそうです。医療的な位置取りは、緊急度評価とされています。

当院でも、問診の内容や動物の状態を評価し場合によっては早期対応の処置をとる場合があります。

今回の論点になるのは、正確なトリアージができているかどうか。実際のミストリアージを参考に評価の見直しをおこないました。

トリアージにおける主な着眼点は元気、食欲、嘔吐、下痢の体調変化に加え、体温、呼吸数、脈拍など視診、触診によって評価していきます。ここで課題となるのが、動物の種類や個体差です。

同じ犬であっても若齢犬と成犬、大型犬か小型犬かでも基準となる数値が変わってきます。また、その子の環境や活動性にも左右されます。

立ち会った際の状況や問診を通して、普段はない違和感に気づけるかが重要になります。

また、トリアージは電話の中でも行います。先にあげたように、動物の種類や年齢、性別(避妊去勢の有無)により、疑われる病気や状態が絞られるため、少しでも早期の対応のため問診を行います。

また、到着までの時間を伺い処置の準備とスタッフ間共有を行います。

痙攣や意識低下、呼吸器系など特に救急度の高いと判断されるものもありますが、来院するべきかどうかの判断は難しい内容も多いです。如何にささやかな変化であっても、確実に大丈夫だと判断するには直接診察をしなければ判断出来ないことが多いです。

そんな中、特に要注意な3選は

・事故などの高エネルギー外傷

・妊娠、出産関係

・中毒物質の摂取     との事です。

いずれも状況の急変の可能性が高く、症状の有無や反応が軽微であっても素早い対応を必要とします。これらの相談があった際には、トリアージのレベルは高く見積もる必要があります。

トリアージは短時間で必要な情報を集め、早期の判断、処置を行う上で不可欠な方法です。正しく見積もる、あるいはそれ以上に警戒して評価を行い対処する必要があります。そのためにも、普段のその子について知ることと、基準となる指標を明確に覚えて判断できるよう努めたいと思いました。ただし、いざ自分がその場に立ち会った際に冷静に分析する余裕はあまりないと思います。状況に応じ、スタッフやオーナー様方含め病院が一丸となって救急対応に望むことができればと思います。

今回も講師として杉浦先生に来ていただきました。とても貴重な現場でのお話、ありがとうございました。

8月飼い主様セミナー🩺

2025年08月28日

こんにちは、看護スタッフの山下です🐶

先日飼い主様セミナーを行いました!

今回のテーマは動物病院体験ということで、お越しいただいた飼い主様ご家族に、病院で行っている検査などを体験していただきました🌟

内容としては、エコー検査・TPR測定(体温・脈拍・呼吸数)・傷口の糸の結び方・手術で使用する器具の展示を行いました。

私はエコー検査の体験ブースを獣医師の森本と担当させていただきました!

ミックスゼリーや自分の首周りにエコーを当てて、何がどのように見えるのか観察したり、最後に実際にわんちゃんの体にエコーを当てて心臓を見てみる貴重な体験も行いました😳

心臓の位置を一発で当てる飼い主様もいらっしゃり、エコーセンスが輝いてました✨😄

短い時間ではありましたが、皆様楽しまれている様子で、動物医療に興味を持ってくださっているお子様もいらっしゃり、やり甲斐を感じました✨

ご参加いただきありがとうございました🙇

 

POCUSセミナー

2025年08月24日

こんにちは、獣医師の森本です!

先日、横浜で行われたPOCUSのセミナーに参加しました✏️

POCUSとは救急医療や集中治療など行う、見るところを絞ったエコー検査のことで、患者さんの状態を短時間かつ簡潔に把握する検査です。

元々、人医療で使用されていた検査方法を動物用に内容を変えて、近年注目されている検査方法です。

検査の内容は心臓の周り、胸の中、お腹の中に水が溜まっていないかの確認や、肺の状態を把握するなど様々な目的があります。

今回は海外の救急医療の専門医の先生が来日し、自分たちにレクチャーをしてくれました✨

とてもフレンドリーかつ丁寧に基礎からしっかり教えてもらい、すぐにでも実践できそうなレベルまで技術を習得することができました💪

今回学んだことを実際の現場でも活用し、治療にいかせればと思います!

セミナー会場が横浜ということもあり、セミナー後に近くの有名なラーメン屋の「浜虎」さんで一杯食べてきました🍜

家系ラーメンではないですが、評判通りとても美味しかったです✨

麻酔学校🏫.*

2025年08月23日

こんにちは、看護師の泉山です。
今回の麻酔セミナーでは手術前に必要な検査やそれを行う意味について学びました。

手術前の検査として、血液検査、レントゲン検査、凝固検査が重要であり、その中でも血液検査で最低限見ていきたい項目を説明します。

 

①ヘマトクリット(ヘモグロビン)
赤血球に含まれるヘモグロビンという酸素を運ぶために必要な成分の値を測ります。麻酔をする際、この値が低いと体中に酸素を運ぶことが困難になります。

 

②グルコース
体の機能を正常に動かすためにはグルコースと酸素が必要です。この2つが組み合わさることにより、ATPというエネルギーの供給源が出来上がります。その材料であるグルコースが少ないとATPも作られなくなり、最終的には内臓などの機能停止に繋がるのです。

 

③電解質
血液中にあるミネラルを意味し、その中でもナトリウム、カリウム、クロールが重要になります。更にカリウムの数値が高いと「高カリウム血症」となり、心停止のリスクを高めてしまいます。

 

④BUN、CRE
腎臓の数値を表す項目で、この数値によっては※NSAIDsの薬を使用するかしないかの判断材料となります。

 

⑤ALB
酵素やホルモン、薬などと結合することによって、それぞれ必要な部位へ運搬する働きがあります。しかし、数値が低いと運搬する能力が低下し内分泌や代謝などのバランスが崩れ、体の調節機能や免疫能力が低下してしまいます。また、血栓リスクも上がります。

 

⑥ALT、AST
手術後の管理として、念の為に測っておきたい項目で、肝臓に関係しています。手術前と手術後で明らかに数値に差がでた場合は、肝臓に異常があることを気づくことができます。

 

⑦凝固
凝固、・血液が固まる仕組みの異常が無いかを調べる検査です。異常があると、止血に時間がかかり出血しやすくなるなどの症状が現れます。

 

手術前に血液検査をするだけでも、多くのことを知ることができます。患者が今どのような状態なのかを知ることで、麻酔中、麻酔後のベストな管理や治療に繋がります。
今回学んだことを意識して手術前の検査を行っていきたいと思います。