小動物CT研究会
2024年03月29日
こんにちは、獣医師の浅沼です。
桜の季節ですが、なかなか咲かないですね…。
咲くのが遅い分、長く楽しめるといいですね🌸
先日、小動物CT研究会主催のセミナーに参加してきました。
今回のテーマは「門脈シャント」でした。
門脈シャントという病気は、
本来肝臓へ入り込む門脈という血管の一部と、肝臓から出ていく大静脈の一部が肝臓を介さずにつながってしまうという病気です。
そのため、本来肝臓で解毒させる物質が、解毒されずに全身を回ってしまいます。
結果、発作や成長不良などの症状が現れます。
診断は血液検査やエコー検査などで行いますが、診断が難しいケースもあります。
その場合、確定診断としてとても有効なのがCT検査です。
CT検査では詳しい場所、大きさなどがわかります。
現在、CT検査で分類させる門脈シャントは48種類もある様子でした。
当院ではCT検査も可能ですので、ご不安な症状があればぜひ、早めにご相談ください。