セミナー参加報告

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小動物CT研究会

2024年03月29日

こんにちは、獣医師の浅沼です。

桜の季節ですが、なかなか咲かないですね…。

咲くのが遅い分、長く楽しめるといいですね🌸

 

先日、小動物CT研究会主催のセミナーに参加してきました。

今回のテーマは「門脈シャント」でした。

門脈シャントという病気は、

本来肝臓へ入り込む門脈という血管の一部と、肝臓から出ていく大静脈の一部が肝臓を介さずにつながってしまうという病気です。

そのため、本来肝臓で解毒させる物質が、解毒されずに全身を回ってしまいます。

結果、発作や成長不良などの症状が現れます。

診断は血液検査やエコー検査などで行いますが、診断が難しいケースもあります。

その場合、確定診断としてとても有効なのがCT検査です。

CT検査では詳しい場所、大きさなどがわかります。

現在、CT検査で分類させる門脈シャントは48種類もある様子でした。

当院ではCT検査も可能ですので、ご不安な症状があればぜひ、早めにご相談ください。

しつけセミナー

2024年03月23日

こんにちは!看護師の田村です。
先日、家庭犬しつけインストラクターの岡田先生によるしつけセミナーに参加させていただきました。今回のテーマは「子犬のトイレトレーニング」です。
トイレトレーニングを行うにあたり3つのポイントを紹介いただきました。
1,失敗を予防する
失敗を予防するためにこの中にいれば成功するトイレ環境をつくります。囲い(サークル)があった方がよいケースが多いのでサークルを使った環境作成をします。留守番の短いお家向けにはトイレとベットが入る狭めのサークル、留守番の長いお家向けには広めのサークルなど飼い主さんの在宅時間に合わせて環境作りをします。
また失敗しやすい素材の物はできるだけ撤去します(マットやフリースなどのふかふか素材)。
そしてトイレ日記をつけることで排泄のタイミングや、排泄前の行動やサインに気付けるようになり失敗の予防ができます。
2,成功に導く
トイレに戻るのを期待するのではなく、トイレに連れていきます。タイミングを見てこまめにトイレに連れていくことが何よりも大切です。トイレ日記を活用することで、その時間は必ずトイレに誘導したり、子犬がよく排泄すると言われるタイミングである食事後、散歩後、寝起き、遊んだ後、などにもトイレに誘導する習慣をつけるようにします。また、トイレ日記をつけることによって、排泄前のサイン(落ち着かなくなる、急に匂いを嗅ぎ始める、おしりが膨らむなど)に気付けるようになり、更にトイレに誘導しやすくなります。
3,成功を褒める
トイレに成功したら犬が褒められた!嬉しい!と感じることを与えます。食べ物でのご褒美はタイミングともらえた場所が重要です。2秒以内にご褒美を与え、トイレの上で与えます。なのでご褒美はトイレのすぐ近くに置くようにしましょう。その他、褒め言葉でたくさん褒める、お部屋に出してもらえる、オモチャで遊んでもらえると言ったように、ここで排泄をすると良いことがたくさんある!!と感じてもらいトイレでの嬉しい経験を積み重ねていきます。
上記の内容で提案させていただきながら、トイレトレーニングは各ご家庭によって様々な対応方法となります。その子に合った方法をご相談させていただければと思うので、お困りの方はお気軽にスタッフにお声掛けください。

野崎さんセミナー

2024年03月17日

こんにちは!動物看護師のなわいです!

先日野崎さんセミナーを受講しました!

 

今回は、2024年度の新人教育について、メインに教育を行うメンバーで話し合いました😶💬

それぞれの成長段階で、何を目標とするか、どんなことが出来ていれば目標達成したといえるのか…。

看護師グループ、獣医師グループ、トリマーグループに別れてそれぞれ具体的な目標とプランを設定しました!

今年度の教育で、新人さんたちが成長出来ていることに実感を持って業務をこなしていくことが出来るよう、ミズノ一丸となって取り組んでいきます💪🏻

リハビリセミナー

2024年03月16日

こんにちは。看護師の田村です。

 

先日、リハビリ外来でお越しいただいている小笠原先生のリハビリセミナーに参加させていただきました。
今回のテーマは歩行時の膝関節の負担についてです。
まず、基準として平面を歩行する際は体重の2〜4倍(犬では2〜3倍)の負荷がかかると言われています。階段下降時には体重の6倍くらい、下り坂では体重の8倍くらいと場面によってかかる負荷は様々です。上記は人での結果となっていますが、恐らく犬でも同様の結果になると考えられています。
膝を曲げ伸ばしする際に、膝の前後の筋肉や腱か硬いと大腿骨が通常の位置から前や後ろにズレてしまい、この状態で負荷がかかると前十字靱帯や後十字靱帯の損傷の原因に繋がります。
この靱帯が損傷しても靱帯自体には痛覚は無いので痛みは生じませんが、膝関節の内側ににある脂肪が圧迫されて痛みが生じます。
平地では普段と変わらず歩行ができ、階段の昇り降り時に跛行が見られる場合は膝関節の原因の可能性が高くなります。歩行は普段何気ない動きですが、その動きをよく観察ことで異変にも気づけるかもしれません。
体重過多になるとより負荷もかかりやすくなるので適正体重を維持できるようにしていきましょう。

パピークラス🐶🐾

2024年03月12日

 

こんばんは!看護スタッフの渡辺です。

 

3/9にパピークラスを開催しました!

 

今回の内容は

・色んな人に慣れる

・アイコンタクト

・予防のお話

・フリータイム

でした!

 

 

今回新しく参加してくれた皆を紹介していこうと思います✨️

 

カメラ目線バッチリなミートくん!✨️

 

他のお友達が気になる様子のあずきちゃん🌸(2回目のご参加です!)

 

 

目が合うだけでしっぽぶんぶんのダイヤちゃん💎

 

優しい眼差しの琥珀ちゃん☺️

 

 

最初は様子を伺ってた琥珀ちゃんも挨拶出来ました✨️

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤちゃん、ミートくん、あずきちゃん

皆上手に挨拶出来ましたね👏

 

アイコンタクトも皆上手に出来ていました!

コミュニケーションやコマンド、集中を向けるときに必要な事なのでどんどん覚えていきましょう✨️

 

ワクチンのお話中もお友達皆落ち着いて聞いてくれました☺️

 

また次回が楽しみです!

improve外科セミナー

2024年03月10日

こんばんは、Dr.スゴウです。

大阪で行われた外科セミナーに参加してきました。

内容は先日森本が受けたもので同じでしたが、このセミナーはコロナ禍で4年間先送りにされていたものだったので久しぶりにセミナーに参加している先生方に会えて近況を聞いたり、講義以外の外科の内容を教えていただいたりととても実りのある2日間でした。

3日間不在にしてご不便をおかけしました。

学んだ事を活かして皆様のお力になれるように明日からまた頑張ろうと思います。

皮膚科セミナー

2024年03月10日

こんにちは!看護師の田村です。
先日、皮膚科の村山先生にお越しいただき院内セミナーを行っていただきました。
今回のテーマは外耳炎です。外耳炎の治療を行うにあたり、外科治療にならないように管理していくことが大切になります。
外耳炎の3つのポイントとして、
・赤み、臭い
・頭を振る、耳を掻く
・急にお尻や背中を痒がる、足をかじる
が挙げられます。3つ目のお尻を痒がる症状はアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎や肛門嚢の溜まりでも見られる症状ですが、外耳炎でもこのような症状が見られるそうで私自身あまり意識をしなかった点でもありました。今後の問診時などでも意識してお話を伺うようにしていこうと思います。
耳垢の成分は、フケ・耳垢腺・脂腺の3つの成分から生成されます。
耳垢腺はアポクリン汗腺と言う腺と同様で、汗を排出しています。これには皮膚のPHを下げる働きがあります。耳の入り口に多く、過剰に分泌されることにより耳垢も過剰になり耳道が狭くなり炎症を起こしやすくなります。
脂腺からは脂分を排出し、皮膚をアルカリ性に傾けます。ちなみに犬の皮膚は中性~弱アルカリ性で菌が増えやすい環境となります。人は弱酸性なので、ワンちゃんに人のシャンプーを使わないと言われるのはこの為だからなんですね。
このように耳垢が増えることにより炎症を誘発させるため、耳洗浄でキレイにすることにより炎症成分を減少させます。外耳炎と診断されたらまずは洗浄をひたすら行って耳の中の環境を整えます。それに合わせて必要な点耳薬を選択していきます。
耳の痒みがあるのに耳がキレイな子は、アトピー性皮膚炎や疥癬など別の原因の可能性もあるので、汚れがないからとそのままにせず受診するようにしましょう。
これから暖かくなり外耳炎の症状も出やすくなります。3つのポイントの症状が見られたら早めにご相談いただければと思います。

しつけセミナー

2024年03月10日

こんにちは看護スタッフの菅野です。

先日、岡田先生の院内しつけセミナーに参加させていただきました。

今回は、点眼の慣れさせ方、コングの選び方、おもちゃの選び方などを学びました。

点眼は眼の症状が出てから必要になり使うことが多いかと思いますが、病院に行っていきなり「点眼を毎日して下さい。」と言われても困ってしまうと思います。

人でも苦手な方いますよね!

いずれ必要になるかもしれない時のために小さい時からいろいろな経験や慣れておくことの大切さがわかりました。

おもちゃの選び方も、犬種や体格、性格もいろいろな犬がいるので、なるべくその子に合ったアドバイスが出来るようにこれからも学んで行こうと思います。

神経外科、軟部外科実習inバンコク🇹🇭

2024年03月10日

こんにちは、獣医師の久米です🐱

先日タイのバンコクまで外科セミナーを受けに行ってきました🇹🇭

今回の内容は、頸椎減圧固定術と腎瘻チューブの設置、腎切開、腎摘出でした。

どの外科もまだ馴染みのないものでしたが、少人数のため専門の先生方がほぼつきっきり教えててくれたのでとても勉強になりました!

頚椎の固定術は人でよく用いられている”ケージ”を用いて行います。動物医療ではまだまだメジャーではないそうですが、これから普及が進むかもしれないですね✨

余った時間でベントラルスロットや外側アプローチの方法、ミニラミのやり方まで教えいただき、とても満足のいく実習でした!

腎臓の外科では丁寧に組織を扱うことの大切さを改めて教えていただき、いかに喋れない動物の痛みを減らしてあげるかを考えながら普段から手術をしているのかを肌で感じることができました!

今回学んだ手技を実践する日はまだとおいいかもしれませんが、手術に対する考え方や姿勢を日常の手術や診療に活かせるように頑張ります💪

写真は実習先の大学にいた猫さんです🐱

野犬は何匹か見かけましたが、猫さんには初めて会いました✨至福のひとときでした💕

インプルーブ外科セミナー

2024年03月08日

こんにちは、獣医師の森本です。

先日、大阪で開催される外科学のセミナーに参加させていただきました✏️

今回は大きく欠損した傷の治し方、耳や鼻の手術を海外の先生から学ばせていただきました✨

具体的な内容としては「皮弁」という体の表面に分布する血管を別のところから持ってくる手術の技術や内科では管理できなくなってしまった外耳炎や耳の中に腫瘍が出来てしまった時に適応となる耳道を摘出する手術などのコツや注意点を教えていただきました!

また、外科の専門先生だったので皮膚をキレイに縫う時のポイントや組織の扱い方もこっそり教わりました㊙️

専門的な技術だけでなく基礎的なこともまだまだ学ぶことがあるんだなと感じ、日々の手術にいかそうと思いました!