セミナー参加報告

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画像診断セミナー

2024年06月16日

こんにちは、獣医師の佐久間です!

先日、エコー検査のセミナーをしていただきました。

今回は実際にエコーをあてながら実習形式で教えていただきました。

3年目の先生には腹部のリンパ節の描出、1年目の自分達にはプローブの操作から基本的な臓器の描出の仕方などレクチャーしていただきました。ほとんどエコーを触ったことのない自分達ですが、少しずつ操作に慣れていければと思います!

リハビリセミナー

2024年06月14日

こんにちは、看護師の松下です🐝

先日、小笠原先生のリハビリセミナーを受講しました。今回は整形外科手術後の入院ケア・リハビリについてでした。

整形外科の疾患は手術して終わりではなく、その後のリハビリなども含めた管理が重要になってきます。

ご飯が食べれているか、排泄ができるか、寝床は清潔かなども動物がなるべく快適に入院生活を送るために重要です。また整形外科の疾患は特に術部の感染に気をつけなければいけないので、衛生面の管理は特に注意しなければなりません。

リハビリの観点からいうと、術後数日は傷口が腫れることが多いため、その部分を冷やしてあげたり、痛みの程度によっては痛み止めの注射や内服をします。痛みが取れてきて動けるようになってくるとマッサージやその子の状態に合わせて立つ、歩くトレーニングを取り入れたりします。この時は手術部位に負担がかかりすぎないよう注意しながら行います。

また退院の時にはその子の様子や今後について飼い主様にもしっかり説明することが大切です。日常生活でどのくらい動けるのか、自宅で行っていただくリハビリ、今後の目標など詳しくお話します。

今回のセミナーで学んだことを活かして、動物たちが自分の足で楽しく歩けるお手伝いができたらいいなと思います☺️

しつけセミナー

2024年06月12日

こんにちは!看護師の難波です🐾

 

月に1回院内で行っていただいている、岡田先生によるしつけセミナーに参加しました!

 

今回はお散歩に関するしけつの質問から、伝え方や考え方を実技を交えながら学びました。

 

何か困り事がある場合、ワンちゃんの行動を変えるトレーニングと人が対応や環境を変える2つの改善方法があります。
トレーニングはワンちゃんの身についている行動を修正するので長期戦になります。
一方で人がその行動が起こらないように変えるのは短期的に行うことができます。

例えばお散歩中にとても引っ張りが強いなど元気いっぱいな子には、散歩前におもちゃで遊んだりと少しエネルギー発散をしてから行くと落ち着いてお散歩できるかもしれません。
これは人が対応を変えています。
人が対応を変えて直らない、あるいは人が変えられない時にはトレーニングを実施します。

 

ワンちゃんだけをトレーニングしようとするのではなく、人が対応を変えるというのを交えることでよりワンちゃんと暮らしやすくなるかもしれません!

またお散歩で絶対に必要になるのがリードです。
現在、伸縮性リード(フレキシリード)を使用している方も多いと思います。ただ、この伸縮性リードには注意が必要です!
基本的には他の人やワンちゃんがいない、広い安全な場所で使う必要があります。
実際にリードが伸びているところに自転車が気づかず通って事故が起きてしまうや、手を滑らせてリードを離してしまうなど、トラブルがあります。
上手く使えばとても便利なアイテムなので、適切に使用することが大切です。

 

来月はお散歩しつけセミナーの後半を行っていただけるので、しっかり復習しておきます!!

口腔外科セミナー

2024年06月09日

こんにちは、獣医師の今井です。先日、口腔外科のセミナーを受講しました。今回も前回に引き続き、歯と歯周組織の構造そして歯の咬合について学びました。
ごく当たり前の話ですが、動物には沢山の歯が生えているため、特定の歯やその周囲の歯肉について説明したい時には、「右上顎の第4前臼歯」などというように歯の場所を明らかにして話す必要があります。今回のセミナー前半では、それぞれの歯を個別の番号で呼ぶことに慣れよう!ということで、「301」や「802」のように、各歯の場所を番号で言い表す練習をしました。まだこの表記には不慣れなのですが、慣れてしまえばスタッフ同士での所見の共有がスムーズになったりカルテへの入力が早くなったりとメリットも多いので、使いこなせるようにしていきたいです。

歯磨きなどのお口のケアは苦手な子も多いとは思いますが、歯周病を予防することは健康状態を保つ上でとても大事なことになります。
歯石が溜まっているせいか口臭が強くなった、ごはんを食べにくそうにしている、噛み合わせがおかしい気がするなど心配なことがありましたら、なるべく早くに病院を受信してください。

子犬子猫教育セミナー

2024年06月06日

こんにちは。看護師の難波です。

今回は子犬子猫教育セミナーを2日間にわたって受講させていただきました。

 

セミナーでは相手への効果的な伝え方を聞き実践したり、子犬子猫の診察室での健康管理の練習だったり、パピークラス導入の内容練習を行いました。

 

 

何かを実践してもらうときに、やり方を説明するだけではなく、何故必要なのか目的を伝えることが大切です。そして一方的に伝えるのではなく相方向になるよう、質問などを使っていきます。そうすることで相手の理解が深まるとともに、意欲を引き出すことができます。

 

 

またパピークラスと言うとワンちゃんのイメージが強いですが、猫ちゃんにも子猫塾というパピークラスのような考え方があります。
他の猫ちゃんや人に慣れてもらう、診察の時安心してもらえるようタオルにつつむ練習、投薬練習など子猫の時期にしておくことで将来的に役立つことを伝えます。

 

 

実際に大人数の前で実践するのは緊張しましたが、普段ないことなのでとても良い経験でした。子犬子猫ちゃんの気持ちになって少しでも安心してもらい、将来の困りごとへの予防につなげるため自分の引き出しを増やせるよう、勉強を頑張っていきたいと思います🔥💪🏻

 

そして最後にセミナーで学んだ中で特に記憶に残っていることがあります。

楽しい気持ちだから笑顔になるの反対で、笑顔だから楽しい気持ちになるということです。そして笑顔は周囲の人へのリラックス効果があります。普段の生活でも笑顔をより心がけていきます!!

リハビリセミナー

2024年06月03日

こんにちは!看護スタッフの榎澤です🍀

今年度は個人的な目標として、リハビリに力を入れていきたいと思いリハビリセミナーの受講をさせていただきました!

 

みなさんリハビリと言ったら何を思い浮かべますか?

 

効果があるのか?とりあえずボールを使ってるイメージなど持つかと思います。

 

答えとしては『効果』よりは『家族の思いの実現に役立てる』のがリハビリです。

症状はその子によってバラバラですが、ある子は歩けなくなったが家族でもう一度一緒に散歩がしたい。またある子はボール遊びができるようになってほしいなど、リハビリをする理由は様々です。そういった願いを叶えるためにリハビリを継続して行うことが大切になります。

 

また、ボールに乗る以外にもトレッドミルやレーザー、ハードルなどリハビリの方法はたくさんあります。

 

今回は基礎として、どういった所に視点を置いて観察するか、リハビリのプランをどうたてていくのかを学びました。

 

整形疾患、神経疾患の2つを例に歩行観察のポイントについて詳しく学びました。

横から見る。前後から見る。上から見る。3方向があり方向によって関節や筋肉の役割が複数あるのに気づきました。(屈曲伸展、内転外転など)

どの関節にどの筋肉がついているかをイメージすることで動かしたとき、どこを鍛えたらいいのか、マッサージでほぐしたらいいのかを考えることに繋がるのだと感じました!

 

今後リハビリに、積極的に参加しその子にあったリハビリ内容を考えられるように勉強していきたいと思います!

第二回も開催されるようなので参加したいと思います☺️

眼科セミナー

2024年06月03日

こんにちは、獣医師の佐久間です!

先日、東京で行われた眼科セミナーに参加しました。

今回のセミナーは正常を理解しようというテーマでした。

その子によって眼球の見え方はさまざまで、犬種、年齢によっても目の見え方が異なり、それらの正常を理解することが大事になります。

外来診察の犬の約30〜40%で何かしらの眼科疾患があると言われ、そのほとんどが遺伝性に起きると考えられています。これらを判断するには、しっかりと正常を理解することが大事な要素だと感じました。

犬によって、虹彩の色素が少ない、眼底が青〜緑色、眼底の血管が蛇行しているなどさまざまな特徴がありました。

また犬種や毛色によってなりやすい遺伝性の眼科疾患があり、診察時にチェックした方が良いことなども教えていただきました。

今回のセミナーで学んだことを意識し、犬種・年齢を考えながら、目が主訴でない子に対しても目を見る癖をつけれればと思います!

野崎さんセミナー

2024年05月25日

こんにちは、獣医師の佐久間です!

先日、ミズノに入社した一年目に対して社会保険労務士の野崎さんにセミナーを行っていただきました。

今回のセミナーでは社会で求められる人材になるために必要な考え方について学びました。
動物病院業界で求められているのはどのような人材か、自分が採用の立場になった時にどんな人材を取りたいかを話し合い、各々のなりたい人物像を認識しました。
“行動が先、感情が後“とおっしゃており、新しいことをやる時は小さな成功体験から仕事へのやる気を出すことが大事だとアドバイスいただきました。

また、自分の長所について自分で考え、客観的に見て仲間からどんなところがその人の良いところなのかを話合いました。それらが一致している項目についてはその人の強みであり、また人から言ってもらえることで新たな気づきがあり、とても新鮮でした⭐️

今回のセミナーで学んだことを意識し、社会人として自分の理想に近づけるよう努力していきたいと思います!

エキゾチックアニマルセミナー

2024年05月24日

こんばんは!看護スタッフの渡辺です。
先日エキゾチックセミナーにて両生類について学びました。

皆さん馴染みのあるカエル🐸どこからお水を飲むかご存知ですか?
てっきり口から水分摂取するのかと思ったら驚くことにお腹で水分を摂るんです!
正しくはペルビックパッチという骨盤部分の皮膚から水を吸い上げるんだそう。
驚きですよね😳

オタマジャクシからカエルの形になることを変態(へんたい)と言い、その約2ヶ月間はご飯を食べず過ごすそうです。変態には甲状腺ホルモンが関わっています。

カラフルなカエルは猛毒を持つことで有名ですが、ヒキガエルも強い毒性があるので注意です⚠️
お散歩でわんちゃんが誤食したり、触るのは回避しましょう!

次にウーパールーパーです。
正式名称はメキシコサラマンダー。
ネオテニーと言いカエルとは違い変態がなく幼体のまま成熟します。
ヨウ素が少ない環境に生まれたことで甲状腺ホルモンが作られなかったためこのような生態になったそう!
実際ヨウ素を追加し飼育した場合大人の姿になるケースがあるようです。
成長した姿はよく見る姿ではなく、トレードマークのエラが無くなり、つるんっとした見た目になるのです💡

最後に…🐸
両生類の皮膚は犬猫でいう静脈のような役割も果たすので、麻酔処置が必要な場合は水に溶かした麻酔薬を身体にかけ続けることで眠ってくれます🐑💤

水温も暖かすぎはNGで20度以下の環境で生活させる事が必要⚠️
種類によっては20度〜の場合もあるのでよく調べる必要がありますね🔎

知っているようで知らない両生類について学べて楽しかったです!

リハビリセミナー

2024年05月24日

こんにちは!看護師の田村です。
リハビリ外来でお越しいただいている小笠原先生のセミナーに参加させていただきました。
今回は整形外科の術後のリハビリテーションの術後急性期についてです。
術後急性期に考えるポイントとして動物看護とリハビリの概念から考えていきます。
・ゆっくり休めているか→床剤(床)にクッション性があり落ち着いて過ごせているか
・痛みを感じていないか→食欲はあるか、触ろうとした時の警戒心は無いか
・快適に過ごせているか→エリザベスカラーを付けることに慣れているか。それによって食事や水のとりにくさは無いか
・衛生管理ができているか→排泄物で体が汚れていないか
・栄養管理ができているか→栄養が不足していると、骨や筋肉の付きが悪くなる。免疫力低下により感染症を起こしやすくなる
・退院時の目標に到達できているか
以上のようなポイントを踏まえて術後急性期の管理をしていきます。
またリハビリテーションには、取り組む上での目標設定・治療設計・評価をしながら行っていきます。
評価の内の一つになる日常生活動作の評価があります。日常生活動作とは、寝る・食べる・排泄・散歩・遊び・整容の事を言います。それぞれの項目で普段どのように行っていたかを把握しておくことでリハビリテーション時の評価に繋がります。
ご自宅でもどのように動作しているかを観察しておくことでリハビリテーションが必要になったときに比べるポイントとなります。
今後の術後急性期の管理として、上記の項目を見直しながら活かしていきたいと思います。