セミナー参加報告

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インプルーブ外科セミナー

2024年03月08日

こんにちは、獣医師の森本です。

先日、大阪で開催される外科学のセミナーに参加させていただきました✏️

今回は大きく欠損した傷の治し方、耳や鼻の手術を海外の先生から学ばせていただきました✨

具体的な内容としては「皮弁」という体の表面に分布する血管を別のところから持ってくる手術の技術や内科では管理できなくなってしまった外耳炎や耳の中に腫瘍が出来てしまった時に適応となる耳道を摘出する手術などのコツや注意点を教えていただきました!

また、外科の専門先生だったので皮膚をキレイに縫う時のポイントや組織の扱い方もこっそり教わりました㊙️

専門的な技術だけでなく基礎的なこともまだまだ学ぶことがあるんだなと感じ、日々の手術にいかそうと思いました!

子犬子猫セミナー

2024年03月07日

こんにちは。看護師の難波です。

 

先日、子犬子猫セミナーを受講しました。今回は子猫のトレーニングについて勉強しました。

 

動物の行動には、快いものに近づく、不快なものから遠ざかるというものがあります。
攻撃行動の多くは不快なものから遠ざかるためにしています。

この快・不快は小さい時期に振り分けられることが多いです。
そのため子猫の時期にトレーニングをすることが後のために重要になります。
ここで重要なことが、嫌な経験にしないことです。トレーニングで嫌なことと記憶してしまうと、同じ経験をする時き攻撃行動や不安な状態になってしまいます。
慎重に少しずつ慣らして行きましょう。

 

例えばキャリートレーニングや病院に慣らしていく、他の人や他の動物に慣らす、触られることになれるということが挙げられます。

災害時の避難、病院など少しでも猫ちゃんのストレスを減らせるように普段から慣らしてみてください!

こいぬ・こねこの教育アドバイザー

2024年03月05日

こんにちは、看護師の泉山です!

今回、子犬・子猫の教育アドバイザーのセミナーは「こねこ塾」についての内容でした🐱

 

まず動物病院に関連する猫の困った行動には、

病院に来る前

・なかなか捕まらない🐈‪💨

・キャリーに入れるのに大格闘

・キャリーの中で大暴れ、排泄してしまう💩

病院内

・病院に来てパニック😵‍💫

・キャリーから出ない、出せない

・身体を触ると怒るため、診察や治療が困難😡‪

・入院やペットホテルで緊張してしまい、食欲がなくなる

家庭内

・病院で貰った薬を飲ませられない💊

・偏食で決まったものしか食べない

・ブラッシング、爪切り、歯磨きなどのケアができない

・家族以外の人を怖がる😖

 

このような行動に悩んでいる方は多いと思います。この中で、①快適な通院のためにするべきこと、②猫のトイレ、③人を咬まない・引っ掻かない、この3つの内容を解決する方法を紹介していきます!

 

 

①快適な通院のためにするべきこと

・慣れたキャリーで来院

→日常の中でキャリーを置いて、中に好きなものを入れたり、1日1回はキャリーの中で食事を与えることでキャリーを好きで安全な場所と認識させます。

 

・慣れた匂いのタオルを持参

→タオルで包まれること=安心という考えにするためには練習が必要です。タオルの上に子猫を置いてご飯を用意し、タオルで1~2秒包んだらご飯をあげます。それを数回繰り返して慣らしていきます。

 

・お腹を空かせて好物を持参

→お腹を空かせた状態で病院に来てもらい、診察中は大好きなご飯やチュールなどのおやつを使って気を紛らわします。

 

 

②猫のトイレ

・猫の数+1つ

 

・清潔にする

 

・落ち着ける場所

→旅行先や帰省先でもいつも使っているトイレがあると安心できます。持ち運べるサイズのものが用意出来たら尚更いいと思います!

 

③人を咬まない・引っ掻かない

・手足を使った遊びをしない

手足をおもちゃだと勘違いしてしまい、咬み癖や行き過ぎた攻撃につながります。

 

・おもちゃを使って十分に遊ぶ

→短時間を頻回(例として1日2~3回を15分)で、自然の獲物に近いサイズや素材のものを選びましょう(ネズミサイズ、羽、毛など)!

 

・人の手足に来た時は、止まる・隠す・立ち去るなどして相手をしない

 

・可能であれば猫同士で遊ばせる

→相性や感染症には注意⚠️

 

まずは慣れることから少しずつ始めていきましょう!

 

 

眼科セミナー👁

2024年03月03日

こんにちは、看護師の石井です🐱

先日眼科専門医の寺門先生のセミナーを受講しました。

今回のテーマは「網膜剥離」でした。

網膜剥離は発症したら早急に治療をしなければ失明をしてしまい、視力回復が見込めなくなってしまう病気ですが、片目の発症だともう片方の目は見えているので視覚障害に気づけず時間が経ってしまっている事があり気づいた時には手遅れという事も少なくありません。

お家での確認の仕方としては決まった方向ではなく左右から近づいた時、散歩中など反応するか日々観察してあげるのが1番かもしれません。いつもと何か違うなどあれば早めに見させて頂きたいと思います!

網膜剥離には3つの種類があり、裂孔性網膜剥離・滲出性網膜剥離・牽引性網膜剥離です。

裂孔性網膜剥離は網膜に裂孔が生じて液体化した硝子体が侵入して剥がれてしまうもので、硝子体は通常ゼリー状で網膜が剥がれないように圧力をかけていますが、硝子体の変性が原因で起こることがあります。

滲出性網膜剥離は網膜の下に液体が貯留することで空間ができ剥がれてしまいます。炎症性疾患や高血圧などが原因で起こります。

牽引性網膜剥離は硝子体が水晶体の前方脱臼やぶどう膜炎などにより前方に牽引されることで起こります。

網膜剥離と言っても原因、起こり方が違いとても興味深い内容でした!

 

眼科の診療につかせていただいて3年が経ちましたが、日々新発見と関心することが多くどんどん興味が湧きます。今回の診療では丁度網膜剥離や習った病気の子が来たので考えながら診療に入らせて頂き学びつつ復習もできとても濃い時間を過ごせました。

歯科セミナー

2024年03月01日

こんばんは!看護スタッフの渡辺です。

2/29に歯に関する飼い主様セミナーを開催しました🦷

 

歯磨きシート、歯磨きガム、歯ブラシ、歯磨きペーストなど沢山のデンタルケア用品が販売されています。

それぞれ特色があり、発揮する効果も違うので組み合わせて使ったりその子にあった物を選んであげると効果的です!

 

歯磨きガムや噛んで歯のケアをするものは硬すぎると歯が摩耗してしまったり、欠けたりするので程よい弾力のあるものがオススメです🦷🪥

 

選ぶのが難しい、どの製品が合っているのか不安な時は遠慮なくスタッフに聞いてください😊

 

ダックスやイタリアングレーハウンドが歯周トラブルになりやすいと言われています。

 

ダックス、イタリアングレーハウンド以外に小型犬種は特になりやすいらしく、全体的に約8割のわんちゃんが歯周病になっているというデータもあるくらいなので日頃から歯のケアは心掛けたいですね😳🪥

 

お口の中のケアを行うと病気の予防(心臓、腎臓など)にも繋がりますのでぜひ行ってみてください☝️✨️

 

✨ご参加の皆様✨

パピーの頃から歯磨きをしている音和ちゃん!

カメラ目線でお手の物📸歯磨きペーストもしっかり美味しくいただいてました😋

 

大好きなお母さんにくっつきながら歯磨き中のイヴ・コナちゃん!

任せて✨️と言わんばかりの表情でとってもおりこうさんでした✨

 

寝る前は必ずごろんして歯磨きをする茶々丸ちゃん!

なんと病院でもごろんして歯磨きをしてくれました🦷🪥✨

 

マイ歯ブラシでお父さんに磨いてもらってるショコラちゃん🌸

上手に磨かせてくれてセミナーもスタッフに熱視線を送りながら真剣に聞いてくれました☺️

 

 

お家では歯が磨けないと言っていた蘭丸ちゃん!

なんと病院で歯ブラシを当てさせてくれました!素晴らしいです👏

 

ご参加いただきありがとうございました!

お写真の御協力もありがとうございます😊

 

歯のお悩み以外にも何かお困り事がありましたらいつでも聞いてくださいね!

整形神経実習inタイ

2024年02月29日

こんにちは、Dr.スゴウです。

2/26-29でタイで行われた整形と神経外科のセミナーに参加してきました。

今年も院長、私、江木の3人で参加してきました。

今回は猫の整形、神経外科でした。

整形外科では前肢、後肢、骨盤の骨折のアプローチ法(筋肉や神経を損傷せずに侵襲を受けた骨を出す方法)を神経外科では椎間板ヘルニアや変性性腰仙椎狭窄症(馬尾症候群)の治療法、椎体骨折時の椎体固定術について勉強しました。

全国の病院から様々な年齢の獣医師が来ていて仕事に関して色々と話を出来たのも刺激になりました。

長期の間不在になり、ご不便をおかけした方もいるかと思います、このセミナーで学んだことを今後の診療に活かして困っている皆さんの力になれたら幸いです。

写真はセミナーを行った大学の構内です。立派な仏像が建っていました。

動物病院も併設してあり、通っている学生にはいい環境が揃っている大学でした。

リーダーズキャンプ研修

2024年02月28日

こんにちは看護スタッフの宮本です。

才能研究所の鈴木さん主催のリーダーズキャンプをハレクラニ沖縄にて受講させて頂きました。

 

ハレクラニ沖縄では、全ての人に思いやりのある行動や発言ができ、チームワークを実践できる人=良い人。を、スタッフとして集めているそうです。

ただ集めても、”しくみ”がないとどうにもならないので、日々の行動の基盤となるように”ハレクラニスタイル”という物を定めていました。

お話を聞いていくうちに、ミズノにもクレド(企業理念)があり共感する事が沢山ありました。

まず、ハレクラニスタイルを実行していく上での課題として印象強かったのが、満足より感動を大切にしている。という項目でした。

特別素敵なホテルに、泊まりに来る理由は、記念日やプロポーズなど特別な事由が多いと思います。

もちろん、豪華な装飾やプレゼントをすればお客様は喜んで満足をしてくれるかもしれません。それを超える、また来たい!と思って貰えるようにするには、ハレクラニ沖縄ではスタッフ全員がわくわくしてお客様に喜んで貰えるような些細な言葉掛けや行動を起こしているようです。それが感動に繋がっていきリピーターが多いそうです。

ミズノでも、接遇や診療、治療、トリミングなどで、オーナー様やペット達にまた来たい!と思って貰えるようにスタッフ一同で精進して行きたいです。

 

また、ハレクラニ沖縄の色々なスタッフの方とお話しをさせて頂く中で、就業年数に関わらず共通点がありました。

それは、質問や案内の際に自信を持った表情というか、楽しそうに受け答えをしてくれるんです。そしてお話しも面白く、ちゃんとハレクラニスタイルを理解して働いているのが伝わってきました。

うちのスタッフも、とても良い人が集まっているのでこんなふうになれたら素敵だなと思いました。

鈴木さんがおっしゃっていたように、働いている人が毎日楽しく、誇りを持って働いている、また就職希望者が理想の場所だ!と思って来てくれているのであれば、理想のスタッフと一緒に働きたい!そんな風に思って貰えるように、自分が今後の指導で気をつけようと思った事は、説明の時に使う言葉は、意味を間違えないように!難しい言葉は使わず、自分や会社の意図がしっかりと後輩に伝わるように言葉選びを気をつけていきたいです。迷った時は後でこっそり辞書で調べようと思いました!

今回のセミナーで、あまり私は人を引っ張るタイプではないのですが、自分の先輩としてあるべき形が、少しだけ自分のカタチに落とし込めた気がしました。

野崎セミナー✏️

2024年02月27日

こんにちは、看護師の石井です🐱

今回の野崎さんセミナーでは、前回に引き続き来年度の教育係が対象となり教育をする上で今までを振り返りました。

自分が入社した時を思い出して、悩んだこと、困ったことを振り返りました。同じような意見でまず分からないことがわからない、出来ることに限りがあるから役に立ててるのかなどは共通の意見でした。1年目の時に感じていたとしても、2~3年たった今成長はできているし、そこまで不安に感じなくても良かったと思えるようになりました。やはり入社したばかりだとネガティブに考えてしまうのも無理はないなというのと、そう思わせてしまう事がないように先回りをした声掛け、この職の魅力を伝えられるように出来たらいいなと思います。

 

去年に引き続き教育係として関われるので、去年より広い視野、サポートに回り、入社してくるスタッフの不安や教育係のスタッフの負担、不安を軽減できるようにしたいと思います。

救急セミナー

2024年02月21日

こんにちは、獣医師の江木です。

今日は救急セミナーで、膿胸と低Na血症の原因の考え方について学びました。

 

膿胸は胸腔に微生物が入り炎症を起こすことで膿が溜まる状態で、原因には、猫が喧嘩で噛まれる外傷によるものが多いと言われています。しかし実際は、外傷による膿胸の猫は全体の15%しか占めておらず、肺炎や異物混入、原因不明のことも多いとのことでした。

 

低Na血症は様々な原因で起こりますが、Naが低値の時は血漿浸透圧、尿浸透圧、循環血液量について考えることが重要です。

今回は水中毒による低Na血症の症例から、診断方法を学びました。

救急症例はより早い診断と治療開始が大切になることが多いため、今後も様々な症例から診断方法を学んでいきたいと思います。

リハビリセミナー🦴

2024年02月16日

こんにちは、看護師の石井です🐱

先日リハビリ専門医の小笠原先生のセミナーを受講しました!

今回は膝の関節包へのアプローチを教わりました。大腿骨と脛骨の関節を包む膜であり、関節の動きがスムーズになるように潤滑液の働きをする関節液が内部にはあります。

関節炎などになると関節が腫れたり、原因特定の為に関節液を取ったりすることがあります。

どのような位置にあるのか、触り方膝周囲のマッサージの仕方を実際に触りながら出来たのでとてもわかりやすかったです。

じゅりちゃんにも協力してもらいました!