麻酔学校第2回
2024年07月31日
こんにちは!看護師の前寺です🌼
先日、石塚先生によるペピイ麻酔セミナーに参加させて頂きました。
術前検査で行う血液検査について詳しく学びました。
血液検査では貧血の数値や腎臓、肝臓、ミネラルバランス、凝固などを調べます。特に大事なのは、貧血の数値がわかるヘマトクリット値(血液中に赤血球が占める割合)とヘモグロビン(赤血球に含まれるタンパク質であり酸素を運搬する)、血糖値(グルコース)です。この3つの数値は、手術中に1番起こりやすい合併症である「低血圧」に関与します。
血圧を維持するためにはグルコースが関係しています。グルコースは体のエネルギー源となるATPの作成を担っています。低血糖になると身体はできるだけエネルギーを消費しなくて済むように、心臓から送り出す血液量を少なくしようと働きます。 そのため、血圧が低くなってしまいます。
また、貧血になっている(血液内のヘモグロビンが少ない)と酸素を運ぶことができず、血圧が維持出来ていたとしても意味がなくなってしまいます…
貧血や低血糖があると麻酔リスクが格段に上がってしまうのです。
より安全な麻酔管理を実現できるようこれからも頑張ります✊🏻 ̖́-