こんにちは、獣医師のあさぬまです。
最近ムシムシしてきましたね。特に夜がどんどん寝苦しくなります💦
皆さんもしっかりエアコンを活用して快適な日々を過ごしてください。
さて、先日、大阪で行われた外科のセミナーに参加してきました。
今回のテーマは『胸部外科』です。
胸部外科は主に、胸部に存在する臓器を扱う手術です。
胸部には、心臓や肺が存在しますが、心臓の手術は非常に特殊なので、
今回は、肺や胸膜、心膜の手術を学んできました。
今回の手術は
①肺の病気(腫瘍、捻転など)
②乳び胸
③胸腺腫
などの時に実施することが多い手術です。
胸部の手術は、心肺機能に直結する臓器を扱う手術なので、適切な知識を学ぶことが重要です。
肺には空気を通す気管と、肺に血液を送る動脈、静脈があります。
特に血管は心臓から直結しているため、不適切な手技で手術を行うと、命の危険もあります。
初日は、肋骨の間を切開して、肺を切除する手術を学びました。
2日目は、胸骨を切開して胸部を大きく探索可能な術式を学びました。
非常に大きな肺の腫瘍や、胸腺腫を切除するときに使用する方法です。
胸部の手術は決してよく遭遇するものではないですが、
いずれの手術方法もいざというときに備えて、十分に習得しておく必要があるものです。
今回のセミナーで学んだことを活かし、今後の治療に役立てたいと思います。
もし、胸部の病気でお悩みのことがあれば、遠慮なくお申し付けください!