セミナー参加報告

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リハビリセミナー

2024年04月26日

 

こんにちは看護スタッフの榎澤です。

先日初めてリハビリテーションの院内セミナーに参加しました。

今回は、院内で使用する物理療法について学びました。物理療法とはエネルギーを与えることで治療をすることを言います。エネルギーには熱、電気、レーザー、音波などがあります。

今回温熱、寒冷、レーザーの3つについて詳しく学びました。

①温熱療法

   温めて行う治療法でリラックス、血流up、筋肉の緩みに効果的です。

温めると関節周りのコラーゲンをやわらげるため可動域が広がるなどマッサージ前に行うことでマッサージの効果をあげることもあります。

回復期に利用されることが多く、急性炎症部位がある時の利用は禁忌です。発赤、発熱、腫脹、疼痛があるか確認してください!

②寒冷療法

   冷やして行う治療法で疼痛、腫脹などに効果的です。いわゆるアイシングがこの療法に含まれます。痛みのセンサー(神経)から脳に痛いという信号が届くまでの時間を遅らせます。

術後5日間ほど続けることで急性の腫れや痛みを抑えます。アイシングする場合は形が変わりフィットするもの、濡れたタオルを巻く事で時短にもなります。ただ低温やけどには注意が必要で肌の色は随時確認しましょう。

③レーザー治療

赤外線を利用し熱を発生させる治療法です。

赤外線が毛細血管に入り、赤血球に吸収されることでNO(一酸化炭素)を排出させます。

NOは血管を拡張させる効果がある為、体内の酸素が増え血流、体内温度が上がる効果が期待されます。

今回はレーザーを実際に当ててもらい体験をしてみました!スクラブの上からだったので温かみは少なかったが振動もあり気持ちよかったです。

ワンちゃんによってはレーザー治療中に寝てしまう子もいるらしいです💭💓

 

当院では専門外来だけでなく担当のスタッフが随時リハビリもしているので興味があったり我が子にリハビリをさせたいなどありましたらお気軽にご相談ください!

眼科手術実習👁

2024年04月21日

こんにちは!獣医師の山野です!
先日、眼科手術の実習に行ってきました👀

眼瞼腫瘤切除術というまぶたにできるできものを切除する手術と、シリコンボール義眼挿入術という緑内障の犬や猫に対して行う義眼の手術を学んできました!

・眼瞼腫瘤切除術
まぶたにできるできものには、発生源から3つのタイプに分かれます。
皮膚由来、マイボーム腺由来、結膜(白目のところ)由来の3つです。
マイボーム腺とはアイラインに多数ある涙の分泌装置のことです💧‬

犬の場合、皮膚やマイボーム腺から発生してるものは8〜9割が良性で、結膜由来のものは悪性が多いです。
一方、猫の場合、眼の腫瘤自体がまれであり、ほとんどが悪性といわれています。

眼の検査や腫瘤に対する細胞診で切除した方がいいと判断されたものは眼瞼腫瘤切除術を行うことになります🥺

手術自体はそこまで時間がかかるものではないですが、腫瘤が大きくなるほど、術後の目の形を綺麗にすることが難しいです😖
手術の上手な先生は手術前と後の目の形が変わらず綺麗です✨️
もはや美容整形みたいでした…😳

・シリコンボール義眼挿入術
ネットで義眼と調べると
①眼をまるまる取って義眼を入れる方法
(よく想像される義眼で、人では取り外しできたりするもの)
②眼の形はそのままで、眼の中の構造だけ義眼に入れ替える方法
の2つが出てきます。
手術の侵襲性が少なく、術後も安定して維持できるのは②の方が推奨されています。
シリコンボール義眼挿入術とは②のやり方の術式です👀

手術の方法としては、結膜および強膜(白目の部分)に1〜1.5cmほどの穴をあけ、眼の中の構造物である水晶体、硝子体、ぶどう膜などを取り出します。眼の中を空にした後、シリコンボールを入れて縫合して終了です✨️

眼の中の構造物が炎症を惹起するので、術後は一過性の炎症はあるものの、シリコンボールが入った状態で安定することが多いです。

緑内障で視覚が消失している+目薬では眼圧がコントロールできない子に推奨する手術です👀

今後も眼科手術も継続して行っていますので、眼のトラブルあればご相談ください✨️

 内科セミナー

2024年04月21日

こんにちは、Dr.スゴウです。

院内で内科学のセミナーがありました。
今回は下痢についてのセミナーでした。
下痢には種類があり、大きく分けて2種類。小腸性と大腸性に別れます。
それぞれ特徴があり、体重減少、便の回数、1回の便の量、吐き気を伴うか、出血を伴うか、粘液の付着があるか、しぶりがあるかでどちらに属するか判別します。
小腸性は体重の減少、吐き気を伴うことがあり、便の回数は増えず、1回の便量が多いのが特徴です。
大腸性は便の回数が増え、しぶり、出血、粘液の付着を伴い、体重の減少や吐き気はないのが一般的です。

下痢に対しては整腸剤や下痢止めを用いることが多いですが、食事の変更を行うことが何より大切で、大きな病気が隠れてない場合は食事の変更で治るとのデータがあります。
1回の変更では治らないこともあるので根気強く色々な食事を試して、その子に(その子の腸の環境に)合うご飯を探してあげることが重要です。

ただ、治りが悪い場合は大きな病気が隠れていないか、血液検査、超音波、便の遺伝子検査(細菌や寄生虫がいないかの確認)、内視鏡検査などを行う必要があります。

今みたいな季節の変わり目は下痢が起こりやすいです。元気、食欲があるならまずは食事の変更を試してみてはいかがでしょうか?

しつけセミナー

2024年04月20日

こんばんは!看護スタッフの渡辺です。
今回は岡田先生によるしつけセミナーについてです!

今回は子犬のお散歩デビューについて学びました。

子犬の頃はまだワクチンプログラムが終了していないのでお散歩にいけない・・・。
外に出せなくて家にずっといる・・・
など、ワクチンが終わってないと不安な部分はありますよね😥

実はワクチンが終わってないとお外に出せない訳ではないんです!☝️
それはズバリ
抱っこ散歩ならワクチンプログラム終了前でも安全に社会化をスタートさせることが出来ます!
抱っこしてるから安全・・・という訳ではないので念の為安全確保としてリードやハーネスの装着をオススメします💭

その際の首輪が緩すぎたり、ハーネスもサイズがブカブカで緩く首が抜けちゃった!足が片方脱げちゃった!
ということが無いようフィッティングはしっかり行いましょう。
首輪でしたら指2本入るくらいがちょうどいいキツさと言われています😌

首輪やハーネスはお散歩の時いきなり着けてでかける!ではなく、日頃から慣らしていきましょう!

抱っこ散歩はまず子犬が抱っこに慣れいる必要があります。
暴れる子を無理やり抱っこしてしまい高い所から落ちて足が折れてしまう・・・という事故は実際あります😧💦

抱っこもただ子犬を持ち上げるのではなく安定感を出すことが大切なのでそこも意識して日頃から慣れさせていきましょう!

アンチノールセミナー💊

2024年04月19日

こんにちは、獣医師の今井です。
先日、株式会社VandPさんによる製品、アンチノールについてのセミナーに参加しました💊
アンチノールは抗炎症効果のあるサプリメントですが、今回は従来の製品のアップグレード版である「アンチノールプラス」と「アンチノール スキン」について学びました。
従来の製品と比較してアンチノールプラスは体内への吸収率が高く、カプセルの形もより与えやすいスリムな粒状になりました!100%ナチュラルサプリメントなので薬のような副作用のリスクがなく安心です。
アンチノールスキンはスプレータイプの製品ですが、舐めても問題ない成分で作られているため安心して全身のケアに使うことができます。膿皮症や顔の涙やけ、色素沈着などに効果があり、シャンプーが苦手な子や短頭種のワンちゃんのシワの間などをケアする際にも役立ちます。
ご興味のある方はお気軽にスタッフまでお尋ねください!

トリマー向け心臓病セミナー

2024年04月18日

先日、トリマーのための心臓病セミナーに参加しました。
病院でのトリミングの為、心臓病をかかえている子も多く来てくれています🙇‍♀️
心臓病があるからトリミングをお断りされた、もううちの子はトリミングができないかも、と悲しい思いをされるわんちゃん、飼い主様が少しでも減ったらいいなと思いお話を聞いてきました。

心臓病の子の飼い主様が先生方から説明される事の少し先まで理解ができるように、心臓の仕組みから、代表的な僧帽弁閉鎖不全症、心原性肺水腫について勉強しました。

心臓病があるからトリミングはもうできないのかもと思っている飼い主様の役に立てればいいなと思います。

救急セミナー🩸

2024年04月17日

こんにちは、看護師の泉山です!

今回救急セミナーで、低アルブミン血症について学びました。

低アルブミン血症とは、その名の通りアルブミンの数値が低くなることです。アルブミンが1.0低くなるだけで重症度が高くなります。
アルブミンが低くなる原因として、栄養不良や浮腫(むくみ)、腹水・胸水などが挙げられます。

この低アルブミン血症の治療法は、アルブミンの補充としてアルブミン製剤や全血・血漿の輸血があります。

また、栄養管理も大切です!!食欲がなく、自分から食べれない子には、胃や食道にチューブを通し、直接栄養を送れるようにします。

今回は、アルブミンの数値を上げる治療法のそれぞれ特徴と栄養管理の大切さを改めて理解することが出来ました。

第1回口腔外科セミナー

2024年04月14日

こんにちは、獣医師の江木です。
先日第1回口腔外科セミナーを受講しました。

まずは犬と猫の口腔内の解剖を学びました。
犬と猫では骨格が異なるため、骨折が起こりやすい部分も異なります。
症例からは、歯周病が重度の犬で挿管時に顎骨折するケースや抜歯時に眼球外傷や脳膿瘍になるケースなどを学びました。
そして最後に口腔周囲の筋肉や神経の走行と神経ブロックを学びました。

口腔内トラブルをかかえたわんちゃん、ねこちゃんは多いため、口腔内の状態を診て適切なタイミングで適切な処置をご提案できるようにさらに学びを深めていこうと思います。

来月の口腔外科セミナーも楽しみです。

接遇セミナー

2024年04月10日

こんにちは看護スタッフの菅野です。

今日は新年度1回目の接遇セミナーを受講しました。

今回は今年入社9名も一緒に受講でした。

前半は先生の紹介や研修目的、当院の理念に基づいてのお話をして頂き、後半で他己紹介をしました。

他己紹介ではグループに分かれ新入社員にインタビューをしてそのあと3分で新入社員を紹介していきました。

各グループ個性あふれる紹介をしていて、新しい仲間の魅力をいっぱい伝えていました!

これから新メンバーと一緒に明るく頑張って頂きたいです!

眼科セミナー👀

2024年04月05日

こんにちは、看護師の泉山です。

 

今回は、高血圧症と網膜出血の関係性について学びました。高血圧によって心臓、腎臓、脳神経以外にも眼への障害も出るということを知りました。血圧の数値(収縮期血圧)が180程度になると、眼の障害が出てきます。

その眼の障害のうち網膜剥離があります。
網膜剥離は症状(網膜の出血、目が赤いなど)が出てからでは、失明になる可能性が高くなります。

 

これは早期発見が大事になります。そのために健康診断を受けて、血圧の測定・眼のチェックを行うことで失明を防ぐことができるのです!