セミナー参加報告

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眼科セミナー

2025年01月19日

こんにちは。動物看護師の石毛です。

 

先日眼科セミナーに参加しました。

テーマは目の外傷でした。

お散歩中に草むらに入り草で目に傷が出来てしまったり、何かの種などがくっついてしまい、涙の量が増えたり、目がしょぼつくことがあります。

同居のわんちゃん同士でケンカしたり、猫ちゃんの喧嘩だったりで眼球が飛び出したり、目に爪が刺さってしまうこともあるそうです。

眼球が飛び出てしまった場合は緊急疾患になるのですぐ病院を受診してください!

状態にもよりますが、処置が早ければまた元の生活に戻れる可能性もあります。

病院がやってない時間の場合は、夜間救急などに行けるように事前に調べておくと安心ですね。

子犬子猫セミナー

2025年01月17日

こんにちは。看護師の難波です。

 

先日子犬子猫のしつけセミナー、第1回目に参加しました。

 

続いているセミナーなので顔見知りの方でしたが、初回ということで改めて自己紹介、困った状況に応じての解決策・対策を自分たちで考えました。

 

例えば、お迎えしたばかり(2週間くらい)の子猫が撫でると手を咬んでくる。

これに対して、考えられることとしてお迎えしたばかりで環境や手に慣れていない可能性。
もう一つ、遊びとして手を咬んでいる可能性が考えられます。
どちらにしろ、放っていると咬みを強化してしまい、今後も咬むようになってしまいます。

対策としては手に対して慣らすために、フードやおやつを手からあげてみる。OFFの時に優しく撫でるようにする。
手を遊びとしているのならば、手から距離のあるおもちゃで十分発散させる。ONの時は撫でたりしない。以上があげられます。

 

ケースに合わせて考えることでアウトプットする機会になりました。
何か聞かれたりしたときに、同じようなカイロですぐに受け答えできるように頑張ります。

しつけセミナー

2025年01月17日

こんにちは☀️トリマーの藤井です🐶

先日、院内のしつけセミナーに参加しました。テーマは「クレートトレーニング」です❗️実践を踏まえながら楽しく学びました✨クレートに入るのが大好きな子、反対に怖がってしまう子など、、わんちゃんによってクレートに対しての反応は様々です。その子のスピードに合わせて根気強くトレーニングするのがとても重要です。おやつを活用しながら、何度も成功体験を重ねていくことで少しずつできることが増えていきます🌟飼い主様とわんちゃんが楽しみながらトレーニングすることが、なにより大切だということを学びました😊

 

接遇セミナー

2025年01月16日

こんにちは😊看護師の猪岡です!先日接遇セミナーを受講しました!

今回私が受けたテーマは「先輩力を高める」です!

4月から後輩がたくさん入って来る予定なので新人から先輩になる私達に必須なテーマでした!

目的としては「先輩として求められる振る舞い」とはどういったものか理解し、教えるスキルの基本を学ぶことでした。

◎先輩に求められる振る舞いとは

①第一印象

相手を見て挨拶する事や笑顔で聞く、身嗜み

②見られている意識をもつ

飼い主様へのマナーや仕事に対する姿勢

③イキイキと仕事をする

辛そう、ため息といったネガティブな姿勢は悪影響になる

④無理に新人に合わせない

流行語やタメ口を使わない

お互い敬意を持って丁寧語で話す

⑤上から目線の態度に注意⚠️

いきなり相手を否定しない

人や気分で態度を変えない

確かに入りたて最初の方は先輩の言葉遣いや、飼い主様に対する姿勢を自分もよく見て真似から始めていた事をよく覚えています。

◎「教えるスキル」とは

・前説明

なぜ必要か、どのようにこの知識を使っていくのかを説明する。

・説明

具体的に説明し、実践してみる等する

なぜそうするのか具体的な理由を添えると学びが深くなる

・効果測定

理解したかの確認

口頭で説明してもらいどこまで定着したかを把握する。定着できてないところは再度補強するなどフィードバックを行う。

私は覚えるのが苦手なので自分自身も再度細かく説明ができるようにしていこうと思います!

画像診断セミナー

2025年01月16日

こんにちは、獣医師の久米です🐱

先日は画像診断セミナーを受講しました。

本日のテーマは「小腸」です。

小腸は日常的に超音波検査で診る臓器ですが、その解釈に悩むことも日々あります💭

超音波検査では小腸の形や動き(蠕動)、層構造の変化、色調など様々な部分を観察していきます。

閉塞が疑われる時には鬱滞しているところから正常な構造に戻る部位の観察がとても大切になり、誤食癖のあるこの場合は誤食を、高齢の子の場合は層構造の変化をよく観察し異変がある場合には何かしらの病気がある可能性が必要が高くなります。

重度の鬱滞がある場合にはイレウスの可能性や腸間膜捻転、動脈塞栓症のように致死的な病気の可能性があるためしっかりとした検査が必要です。

画像を撮るだけでなく、その解釈が様々なところが画像診断の面白いところであり、難しいところですね😌

日々の診療に役立つ知識が盛りだくさんのセミナーでした。

今後の診療に活かしていきたいです🐱

SUBシステム(尿管結石用デバイス)外科セミナー

2025年01月13日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

2025年を迎え、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

私は、1月からセミナーや研修が多く、病院にいない日が多いです…。ご不便をおかけしますが、

しっかり勉強し、少しでもいい医療につなげられるようにしたいと思います!

 

今回は、日本大学で行われたSUBシステムのドライラボ実習に参加してきました。

SUBシステムとは、犬や猫の尿管閉塞(尿管結石など)に対し実施される手術方法の一つです。

尿管が閉塞すると、腎臓から尿が排泄できなくなり、

腎不全、食欲不振、嘔吐、元気低下、疼痛などの症状が出ることが多いです。

血液検査で腎臓の数値の上昇を確認し、レントゲン検査やエコー検査で、腎臓や尿管の状態を把握することで診断します。

レントゲン検査やエコー検査で尿管閉塞が診断できる精度はおよそ90%とされていますが、

検査者の技術、動物の性格や体格、胃腸内の食事や便の残存具合によってその精度は変化します。

尿管の閉塞を認めた場合、緊急的に治療を行う必要があります。

 

・治療法

①内科治療:

点滴や、鎮痛薬、尿管の収縮を抑える薬などで尿管結石が流れてくれることを期待する治療です。

しかし、物理的な閉塞に対し直接作用するわけではないので、治療が失敗に終わってしまうこともあり、

海外では内科治療の場合は、30%程度の死亡率が認められるとされています。

②外科治療:

結石や狭窄による閉塞を取り除くことで、腎臓の負担を改善する治療です。

根本的な治療で、5日以内に手術が行われた場合は、100%近い機能回復を期待することができます。

しかし、40日以上経過してしまうと、機能回復は望めません。そのため、診断後早期に実施する必要があります。

手術方法は、

尿管切開(結石除去)、ステント治療、尿管膀胱吻合(尿管と膀胱をつなげる手術)などがあります。

手術の合併症発生率は、方法により差がありますが、25~8.5%程度で、再手術が必要なものは13%程度とされています。

特に猫の尿管は1mm程度しかなく、縫合する際にも、髪の毛くらいの糸で縫合するため非常に高い技術が必要です。

そのため、特に高齢の動物やほかに疾患を抱えている動物、また結石や閉塞が複数個所存在する場合は、実施が困難な場合もあります。

そこで開発された手術システムがSUBシステムです。

SUBシステムは腎臓と膀胱にそれぞれカテーテルを挿入し、それを皮下のポートでつなぐ手術方法です。

つまり、生体の尿管のほかに、腎臓と膀胱をつなぐバイパスを人工物で設置するという方法です。

利点は、

・手術時間が短い

・(しっかり学習すれば)短期的な合併症が少ない

事です。

一方で欠点もあります。

欠点は、

・コスト(高い)

・人工物を入れるため感染症を引き起こすことがある

・定期メンテナンスが必要(1~3か月ごと)

・数年後に再閉塞する可能性がある(他の手術も同様)

です。

そのため、SUBシステムの実施には、『しっかりとした学習(セミナーでの理論の習得や実習)』、『X線透視装置の導入(設備)』が必要不可欠です。

当院でも以前からSUBシステムを用いた手術は実施しておりましたが、SUBシステム自体が現在もアップデートをされ続けている製品であるため、

定期的なセミナー参加が推奨されています。

今回は、SUBシステムのバージョンが3.0にアップデートされ、再度勉強しなおすことができてよかったです!

SUBシステムは完璧な方法ではなく、他の手術方法と同様に、一つの選択肢となるものです。

当院では、X線透視装置を導入しているので、SUBシステムの実施を安全に行うことはもちろん可能です。

また、手術用の顕微鏡を用いた、尿管の切開および吻合手術にも対応しておりますので、

その子に応じた最適な手術方法をご相談の上、実施しておりますし、今後もそうしていきたいと思います!!

もちろんSUBシステムにも合併症は報告されていますし、100%安全な方法はありませんが、1%でも元気になる可能性を高め続けていきたいと思います✨

もし、尿管結石や尿管閉塞でお困りの場合は、スタッフまでお気軽にご相談ください!

写真は会場となった日本大学です。

久しぶりに(人生2回目かも)江ノ電に乗って大学まで行きました🚃

皮膚科セミナー (外耳炎)

2025年01月09日

こんにちは、獣医師の江木です。

先日皮膚科セミナーを受講しました。

テーマは外耳炎についてでした。

そもそも耳は大きく外耳、中耳、内耳に分けられます。

さらに犬猫の外耳道の構造は人と異なりL字に曲がっており、垂直耳道と水平耳道に分けられます。

今回は外耳炎を耳鏡で診断する際のポイントと適切な外耳処置の方法、最適な点耳薬選択や投薬量、回数など治療方法についても学びました。

外耳洗浄の際には、鼓膜の直前部分で、一部頭蓋骨と重なっている水平耳道を意識的に綺麗にする必要があります。

今回のセミナーでさらにアップデートされた外耳炎の知識を生かし、耳の痒みで悩むこたちの力になれればと思います。

 

※ご自宅での外耳洗浄はやり方によっては鼓膜を破いてしまい取り返しのつかないトラブルになることがあるため、注意が必要です。

耳を痒がっている様子がある場合は診察にてご相談いただくことをおすすめします!

リハビリセミナー

2024年12月29日

こんにちは!看護師の前寺です。

先日リハビリの院内セミナーを受けました。

 

今回は、老化とミトコンドリアの関係について学びました。ミトコンドリアとは、細胞の中に存在し酸素を取り込んでエネルギーを生み出す役割を担っています。いわば人体の「エネルギー工場」ともいえる重要な働きを担っています。

 

特にエネルギーをたくさん使う臓器、腎臓と腸にミトコンドリアが多く存在しています。しかし、ミトコンドリアは老化とともに衰えていってしまうのです。

 

ミトコンドリアを鍛えるためには、カロリー制限(腹八分目)や運動(有酸素、筋トレ)、サプリメント使用などを行う必要があります。

サプリメントは当院にもお取り扱いがあるものもありますので、ぜひお気軽にご相談ください!

超音波実習セミナー

2024年12月28日

こんにちは、獣医師の森本です!

先日、院内で実施した超音波実習のセミナーに参加しました。

今回は肝臓をしっかり見ようという内容でした。

まず最初に肝臓の解剖学的な話しからはじまり、身体の中でどのような位置付けかを理解するところから学びました✏️

その後は肝臓を観察する際に目印になる他の臓器との位置関係を学ぶことで、検査中に肝臓のどの部分をみているのかを認識する練習もしました。

解剖からしっかり臓器の構造を理解することで、より超音波検査が上達するような気がしました✨

TPLOセミナー

2024年12月20日

こんにちは、獣医師の江木です。

12月19、20日で行われたTPLO basic seminarに須郷先生と参加してきました。

TPLO(Tibial plateau leveling osteotomy:脛骨高平部水平化骨切り術)とは、前十字靭帯が断裂した犬に対し実施する手術方法です。

 

そもそも、前十字靭帯断裂症は人ではスポーツ中など外傷性に発生することが多いですが、犬では明らかな原因は特定されていないため、予防することができません。

 

さらに、人の前十字靭帯断裂時に実施されている靭帯再建術を犬でやってみたところ非常に手術成績が悪く、犬ではTPLOが現在好成績の治療方法となっています。

 

セミナーでは、歩様・触診・レントゲン・エコー・関節鏡を用いた診断方法、内科・関節内法・関節外法などの治療方法、骨模型を使用したTPLO、術後評価、術後管理方法を学びました。

 

今回のセミナーで得た正確な知識と手術手技の知識を生かし、前十字靭帯断裂の症例に対し早期診断と早期機能回復のお手伝いができるよう、症例と向き合っていきたいと思います!