ワクチン×ワクチン💉
2025年05月24日
こんにちは、獣医師のあさぬまです。
徐々に暑い日が増えてきましたね。あっという間に夏の気配が漂ってきています。
皆さん体調を崩さないように気を付けてくださいね✨
4月~6月は、狂犬病ワクチンや混合ワクチン、フィラリア症やノミ、マダニ予防の季節でもあり、
予防シーズンといわれます。
普段病院にいらっしゃる機会がない子でも、1年間でこの季節だけは頻繁に病院にくることも多いのではないでしょうか?
そんなこの時期に、よく聞かれる質問があります。
それは…。
「それぞれの予防は一緒にできるの?」
ということです。
人間のワクチンは複数の種類を同時に打つことができるので、複数種類のワクチン接種が可能だと思われる方もいますが、
動物のワクチンの場合は、狂犬病ワクチンと混合ワクチンを同じタイミングで接種することはご遠慮いただいています。
ワクチン接種のタイミングは、
①混合ワクチン ⇒⇒⇒⇒ 狂犬病ワクチンの場合、混合ワクチンから狂犬病ワクチンまでの期間は『1か月』あける
②狂犬病ワクチン ⇒ 混合ワクチンの場合は、狂犬病ワクチンから混合ワクチンまでの期間は【1週間】以上あける
としています。
いずれのワクチンもきっかり1年でうたなければいけない。というものではないので、ご予定をみつつ接種してあげてください。
また、中には、フィラリアの予防を注射でされる方もいるかもしれません。
フィラリア予防の注射は、他のいずれのワクチンとも【1週間】あけていただければ投与可能です!
他にも、かゆみ止めや、関節炎用の注射を定期的にうっている方もいると思いますが、
同様に【1週間】あけての投与を推奨しています。
また、ワクチンと、ノミマダニ、フィラリア予防の内服薬を一緒に飲んでもいいのか?
と聞かれることも多いですが、原則問題ありません!
ただし、初めて飲む薬の場合や、予防接種のあとで体調を崩しやすい場合は。数日あけてからの投与をおすすめしています✨
もちろん、普段から病気治療のために飲んでいる薬剤と、
混合ワクチン、狂犬病ワクチン、予防薬を一緒に使用することは問題ありません!
ご安心ください。
もしよくわからない💦
という方がいれば、遠慮なく病院スタッフにお尋ねくださいね!
写真は先日出会ったウーパールーパーです🦎
これ、実は飴細工なんです…
かわいらしい顔がとっても上手にできていて、すごいですよね!!
動物園で見かけたのですが、場所にもあっていて、とても素敵ですね✨
実は、なんでも作ってくれたらしいです。次回は、イルカにしてもらいたい🐬!
とひそかに考えています。
皆さんも見かけたら、お好みの動物をリクエストしてみてください!