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たまごの話🥚

2022年12月21日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

各地で寒波と豪雪で大変そうです⛄

10年ほど北海道に住んでいたので、雪にはそこそこ慣れているつもりですが、

急に雪が降ることの大変さも身に染みて知っています。

1晩置いておいた車が、朝起きると雪で埋もれているショックは、なかなか体験できるものではありません💦

 

さて、今回は、少し栄養と体の話をしようと思います。

栄養は体にとって重要ですよね?

ですが、人と違ってドライフードを食べている動物では、栄養失調になることは少ないです。

では、どのような場合に栄養を考える必要があるのでしょうか?

それは3つの場合です。

①大きな病気を抱えているとき

体に大きな病気があると、病気を治すため、あるいは癌などが栄養を取っていってしまうので、どれだけしっかり食べていても、栄養不足に陥ることがあります。

特に体の新陳代謝のためにはたんぱく質が必要なので、もし食べる分で足りない場合、

体内の筋肉を壊すことでたんぱく質を補おうとします。

特徴として、体重は変わらないのに骨ばってくる、長時間の散歩や立っていることが難しくなる、食べるが太らない。

などがあります。この状態を『悪液質(あくえきしつ)』といいます。

 

②皮膚病や整形/神経病の治療中

体を作る、皮膚や筋肉などはすべて蛋白質からできています。

皮膚病や、整形/神経病ではそういった臓器の悪化が起こります。そのため、その部分を修復するためにより多くの蛋白質を必要としています。

イメージ的には筋トレの時にプロテインがあった方が効率的。って感じですね。

 

③手作り食が中心の場合

栄養バランスのとれたドライフードを食べているときは問題ないですが、えり好みしてしまう場合や、アレルギーなどで一般的な食事が食べられないなどの理由で手作りフードを食べている場合には、栄養が偏ってしまいます。

また過剰に加えたサプリメントなどによっても、特定の栄養素が少なくなる可能性があります。

 

では、栄養が足りていない…偏っている…。と思ったときはどうすればいいのでしょうか?

一番簡単な方法が、今食べているものに加えてあげる方法です。

ただし、どんな食材でも加えればいい。というものでもありません。

特に加えてほしい栄養素は『たんぱく質』です。

いくつか方法はありますが、一番簡単な方法が、ササミを混ぜる、卵を混ぜる。などです。

特にたまごは皮膚に良い成分が多く含まれていますし、とても蛋白質(アミノ酸)バランスのいい食材です。

ぜひ食生活に卵を取り入れてみてくください。

なお、ササミも、卵も加えるときには衛生上の問題などから加熱を勧めています。

 

写真は、先日食べた親子丼です。

たまごの話だったので、親子丼にしてみました!

さらに来春の院内装飾はイースターにする予定なので、

院内でも卵をみかけることが多いかもしれませんね。

来春を楽しみにして下さいね✨