ぬくもりの大切さ
2023年11月13日
こんにちは、獣医師のあさぬまです。
最近急に寒くなりましたね💦
先日まで夏日だったのに、最高気温も10度前半の日が数日続き、
寒さにされていないので、真冬かと思う寒さです…。
昔住んでいた北海道でも、ハロウィンを境に急に寒くなったり、雪が降ったりしていましたが、
少し懐かしくなりました。
さて、昔から、『猫は寒さに弱くて、犬は寒さに強い』と言われますよね?
童謡でも、雪が降ると、♪犬は喜び庭駆け回り、猫はこたつで丸くなる♬とありますもんね。
ただ、最近の犬は、こたつで丸くなる派が多いようです。
これにはいくつか理由があります。
①もともと外で飼い、季節の移ろいに適応していたが、室内飼育が多くなり、気温変動に弱くなったから
②柴犬など、日本古来の犬は換毛があり、冬毛になることで耐えていたが、海外を原産とする犬が増え、
そもそも『寒い』という経験がない
③小型犬が増えたから
④洋服を着る動物が増え、自己温度調節能力が下がったから
などです。
どれも悪いわけではないので、寒がっている様子が見られた場合、お散歩を温かい時間帯にずらすなどの工夫で、乗り切ってあげてください。
ただ、病的に寒がりになる可能性があることもあります。
①甲状腺機能低下症
②心臓病
③腎臓病
などがその代表例です。
いずれも代謝や循環に作用する疾患です。これらの疾患があると、四肢末端(手先、足先)が冷たくなりやすく、
いわゆる人の冷え性に近い状態になると思われます。
寒がっているように感じた場合は、一度ご相談ください!
さて、まだ暖かかった先日、鴨川シーワールドに遊びに行ってきました✨
海洋哺乳類が好きで、鴨川シーワールドには年に1回は必ず行っています。
今年は、たまたま、イルカの診察や体重測定、シャチの健康チェックなどを行っている場面に遭遇することが多く、
イルカの医療の勉強をした甲斐があったな。と感じました。
動物たちと飼育員、パフォーマーの方との触れ合いを見ると、確かな信頼関係と愛情を感じて、
毎回とても感動します。
海外では、動物のパフォーマンスに対し、批判的な意見も多数ありますが、
人と動物の関係性を気づき、動物たち本来の動きを無理なくさせることで、ストレス緩和や運動不足解消など、
日本の狭い飼育施設で大きな問題となる事案に、素晴らしく対応されていると思っていますし、
動物たちの顔を見れば、個人的には正しい方法なんだと思います。
たくさん写真を撮って、選びきれないですが、そんなパフォーマンスのベストショットをぜひ見てください📷
来年もいきたいです!!