ダニから媒介する病気
2026年01月19日
こんにちは。獣医師のサクマです。
今回は、近年特に注意が呼びかけられている 犬・猫のダニ媒介感染症 についてお話しします。
ダニは皮膚に寄生して吸血するだけでなく、さまざまな感染症を媒介する危険な存在です。見た目では分からないことも多く、予防がとても重要です。
ダニ媒介感染症とは、マダニが吸血する際に病原体(細菌・原虫・ウイルスなど)を体内に侵入させることで起こる病気です。
犬や猫だけでなく、人にも感染するもの(人獣共通感染症)も含まれます。
【犬で注意したい感染症】
・バベシア症(原虫)
・エールリビア症(細菌)
・アナプラズマ症(細菌)
【猫で注意したい感染症】
・ヘモプラズマ症(細菌)
・SFTS(ウイルス)
《共通した症状》
ダニ媒介感染症では、以下のようなはっきりしない症状から始まることが多いです。
・元気がない
・食欲が落ちた
・発熱
・貧血
・出血しやすい
ダニ媒介感染症は、感染してからの治療が難しい病気も多く、予防が最も効果的な対策です。「室内飼いだから大丈夫」「冬だから安心」と思われがちですが、実際には一年を通して感染リスクは存在します。
定期的なダニ予防が最も大切な対策です。
大切なご家族を守るためにも、ノミ・ダニ予防について気になることがあれば、いつでもご相談ください。