初物🎍
2022年01月13日
こんにちは、獣医師のあさぬまです。
2022年が始まりそろそろお正月感も薄れてきましたか?
我が家も鏡開きをしたので、そろそろお餅三昧の日々から脱却しようと思います。
さて、寒くなってくると多い病気を紹介します。
それは、腎臓病&泌尿器疾患です🐱
猫で特に多いですが、慢性腎臓病や、膀胱炎などを代表とする病気は
水を飲む量が少なくなってくると発症しやすく、重症化しやすいです。
代表的な症状は、多尿や頻尿です。また、血尿や尿がなかなか出ない「しぶり」という症状が出ることもあります。
膀胱炎は通常、排尿時の違和感(痛みや、陰部をなめる仕草など)や血尿で来院されることが多く、命にかかわらないことが多いです。
しかし、特にオスの猫は、尿道が長く細いため、尿道が結石や炎症反応により詰まってしまうことがあります。
万が一詰まってしまうと、尿を体外に出すことができず、腎臓にも強い負担がかかるため、
急性腎不全に陥ってしまうことがあります。その場合、尿は全く、あるいは極少量ずつしか出ず、
嘔吐や呼吸が荒い、ぐったりするなどの重篤な症状になります。
最悪の場合死亡してしまうケースもあります。
そういった尿道閉塞の場合は、時には数時間で症状が急激に悪化してしまうため、
尿が出ず、嘔吐などの症状が出ている場合は早急な受診が必要です❕
膀胱炎は特効薬がほとんどなく、水を飲む量を増やす、ストレス軽減を図るなどの
環境改善が治療には必須です。また、膀胱炎の再発率は80%以上で、再発率が非常に高いのが特徴です。
一度でも症状が出たことのある子は、再発しやすいので早め早めの受診を心掛けてくださいね。
なにかお困りの場合は、お気軽にご相談ください。
環境改善の方法や、食餌療法のアドバイスなど個々に合った方法をご提案させていただきます。
さて、新年になったらやっぱり食べたいものは初物🎍ですよね?
美味しい物や好きな物を食べると、幸せな気分になりますし、また頑張ろう!と思いますよね。
初物ではないですが、先日今年初めてウナギを食べました✨
土用の丑の日くらいにしかウナギを食べないですが、今年はお正月にもいただきました。
今年一年、頑張れそうです😊