春先に気になる皮膚症状🌷☀️
2025年04月22日
こんにちは、獣医師の今井です🐇
気温が25℃を超える日も増え、ぽかぽか陽気が気持ち良いですね☀️私は夏が好きなので少しずつ近づいている感じがして嬉しいです!
気温や湿度が上がってくると起こりやすいのが皮膚のトラブルです。犬や猫は全身が被毛に覆われているため、エアコンや除湿器で空調を整えても皮膚の微小環境まではコントロールが難しいです。
高温多湿の気候で遭遇する、または悪化しやすい皮膚症状としては
・膿皮症
・ホットスポット(化膿性外傷性皮膚炎)
・マラセチア性皮膚炎
・犬アトピー性皮膚炎
・ノミアレルギー性皮膚炎
などが挙げられます。
皮脂の産生が多い、皺の多い皮膚構造など犬種ごとの特徴が関わることも多いです。
皮膚に出てくる具体的な徴候としては、脱毛や皮膚の赤み、丘疹、フケっぽい、独特な臭いやベタつきが気になるなど様々です。
春先は環境の変化が大きいシーズンでもあるため、精神的なストレスから自傷行動(決まった箇所を執拗に舐めたり毛を噛みちぎる)を起こし、皮膚トラブルに繋がる子もいます😢
皮膚の治療には内服の他にもシャンプー療法やフードの変更、局所的に外用薬を塗るなど、様々な選択肢があります。
各自の症状や生活スタイルに合わせて健康な皮膚を保てるように、治療の方針を一緒に考えて行きましょう✨お気軽にご相談ください!