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睡眠の秋?

2023年10月10日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

すっかり涼しくなり、急に秋らしくなりましたね✨

日中も気持ちのいい日が多くなり、過ごしやすい季節になりました。

 

秋になると…というわけではないですが、

「うちの子、最近ずっと寝ているんですけど、大丈夫ですか?」

というご質問をよく受けるようになってきました。

涼しくなって、寝苦しくなくなると、人でもついつい長く寝てしまうことがあるかもしれませんし、

朝晩の冷え込みで、布団から離れられなくなる季節ですよね?

人の場合は、体調の良し悪しは自分でわかるので問題ないですが、

動物の場合は、そうはいきません。

本当に調子が悪いのか、調子は良いけれど寝ている時間が長いのか、を区別することは意外と難しいですね。

完ぺきとは言えないですが、病的なものかどうか見分けるポイントをいくつか紹介させてもらいます。

 

①食欲があるか

多くの病気では食欲が落ちます。

いつも通りの食欲があるけれども、寝ている時間が長い場合は、年齢や気候のせいかもしれません

②元気さがあるか

寝ている子の元気さ。というのはわかりにくいかもしれません。

しかし、いくら寝ている時間が長い子でも、散歩に行ったり、部屋を歩いたりする活動的な時間が全くないことは少ないと思います。

活動的な時間の元気さ(散歩で活発に歩くか?)が問題ないのであれば、健康だと考えることができます

③体重に変化がない場合

体調が悪く寝ている場合、身体に潜む病気によって体重が減ることがあります。

一方で、痛みなどの原因で寝ている場合は、動けないことにより体重が増えることがあります。

体重の増減がある場合は、何かしら病気を抱えているサインかもしれません。

ただし、体重の変化は長いスパンで見ないとわからないこともあるため、過信は禁物です。

④ほかの症状がないか

嘔吐、下痢、飲水量や尿の量の増加など、他の症状の有無は重要なポイントです。

多くの病気は複数の症状を引き起こします。そのため、寝ている以外の症状や気になることがある場合は、病気かもしれません。

 

以上が自宅でも簡単に見分けられるポイントです。

もちろん、上記のポイントすべてで異常はないけれども、病気が隠れている可能性も否定できません。

そのため、気になる症状がある場合、そしてその症状が長く続く場合は、必ず病院に来て健診を受けることをお勧めします!

 

秋といえば他にも食欲の秋ですよね!

写真は先日ごちそうになったおしゃれなサラダです🥬

以前から野菜は好きでよく食べますが、健康のためにも今秋は、野菜をむしゃむしゃ食べていこうと思います!