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野生の記憶

2022年09月06日

こんにちは、看護師の石井です🐈

最近は過ごしやすい気候の日が増えてきましたね。ですが、まだまだ熱中症になるリスクはたくさんありますので引き続きご注意を!

実家に帰省中の出来事なのですが、住んでいるところが田舎で田んぼと山に囲まれている実家ですが、先日家の中に侵入したカエル🐸をこはくが咥えて走っているのを目撃しました💦

野生の勘を取り戻して狩りを楽しんでいるのも微笑ましいですが、飼い主としては寄生虫感染のリスクもあるので心配で仕方がないですよね、、、。

今回注意しなければいけない寄生虫感染は「マンソン裂頭条虫」というものです。

糞便から排泄された虫卵が水中で第一中間宿主(1番最初に寄生するもの)ケンミジンコという生物に捕食され、その後第二中間宿主の主にヘビやカエルにケンミジンコが捕食されます。

感染した第2中間宿主を猫や犬が捕食し、腸の中で発達しペットの感染が成立します。

ほとんどの場合は寄生しても無症状で、軽症だと軟便、体重が増えないなどがみられるくらいです。

多数寄生だと慢性的な下痢、痩せるなどがあります。

予防としては①駆虫薬を定期的に飲ませる②カエルやヘビを捕食させない③定期的に糞便の検査をする

などなどありますが、飼い主様がすぐできることは捕食させないことですね!お外に出る猫ちゃんは外にいる間は何を食べているかわからないので定期駆虫もおすすめです😊

特にお外にいた猫ちゃんを保護してご自宅で飼う場合は感染している可能性大なので要注意です!お外にいた子はマンソン裂頭条虫だけでなく他の寄生虫に感染していることも多いのでまずはうんちの検査をするのが1番です。

保護した子を飼う、うんちから虫が出てきたかもなど気になることがありましたらお気軽にお声がけください!!

写真はカエルを咥えて遊んでいた甘え上手なこはくです🐈