ブログ

少し前になりますが、野鳥の捕獲に用いるかすみ網を販売したというニュースが上がりました。このニュースを受け、私は過去にこの道具を用いた調査に同伴した当時を振り返りました。

そもそもこのかすみ網、本来鳥獣保護管理法により規制されており許可なく用いることは禁じられています。その理由としては、この道具を用いたことによる野鳥にかかる負担や求められる技術が高いことがあげられます。

私がこの道具を知ったのは小学生の初等部で、科学館の催しのフィールドワークの場として参加した時です。木々の間の高い位置に網を張っただけの単純な仕掛けにも関わらず、張る位置がいいのか野鳥は十数分に一度はかかるという優秀なものでした。捕獲を確認するとセンサーで知らせが飛び、足環をつけてすぐに開放するといったシステムで、色とりどりの美しい野鳥を間近でみる新鮮な機会となりました。

私がこの街にきて早三か月がたちますが、印西市は特に野鳥含め動植物の種類が豊富で街に近い位置で共生しているように感じています。未知の動物との出会いは新しい感動を与え、既知の動物との出会いは過去を振り返るきっかけを与えてくれています。多忙で流れるような毎日に新鮮な出会いを運んでくれる、そんな魅力が彼らにはあるのです。かごで囲っちゃうのはもったいない気がしませんか？