食べ物の悩み
2024年02月05日
こんばんは、Dr.スゴウです。
皆さん、突然ですが、ワンちゃん、猫ちゃんの食物アレルギー検査…結果を鵜呑みにして食べれるものを制限してませんか?
実はアレルギー検査が陽性と出た食物も全てがアレルゲン(アレルギーの原因)ではないことが多いです。
というのも血液検査で行うアレルギー検査(アレルゲン特異的IgE検査)は検査の相関性が60%ほどなので診断の一助にはなり得ますが、この結果のみで確定することは難しいからです。
食物アレルギーと診断する為の最も信頼性の高い方法は除去食試験と食物負荷試験です。
除去食試験はアレルゲンの疑いのある食物(例えば鶏肉)を除いた食事と水だけを与えると8週間で90%、13週間で100%の子が症状が無くなるという試験です。
食物負荷試験とは除去食試験の後にアレルゲンの疑いのある食物を再度与えると1週間で80%、2週間で100%の子で症状が再発するのを確認するという試験です。(症状が再確認出来たらその食物をあげないようにすれば症状は1週間的で無くなります)
なので、私個人としてはアレルギー検査の使い方として、食物アレルギーの症状(痒みが通年性、下痢、軟便や吐き気を伴う場合もあり)があり、原因であるアレルゲンがある程度絞られている、除去食試験を始める参考にするなどの目的を持って行うことをお勧めします。
先日、就職説明会で自分の母校、北海道の酪農学園大学に行ってきました。
10年振りくらいに行ったので通っていた頃を思い出し、懐かしさで胸がいっぱいになりました😃
ただ、敷地がとても広いので門から校舎まで30分近くかかります..寒かったので途中くじけそうになりました(笑)