それって本当に食物アレルギー?
2025年06月25日
こんばんは、Dr.スゴウです。
可愛い我が子が体を痒がるときに食べ物のアレルギーを疑う方は多いと思います。
そして、血液検査でのアレルギー検査を行えばアレルギーの原因(アレルゲン)がわかると思っていないですか?
実はアレルギー検査で陽性と出た食物も全てがアレルゲンではないことが多いです。
というのも血液検査で行うアレルギー検査(アレルゲン特異的IgE検査)は検査の相関性が60%ほどなので診断の一助にはなり得ますが、この結果のみで確定することは難しいからです。
食物アレルギーと診断する為の最も信頼性の高い方法は除去食試験と食物負荷試験です。
除去食試験はアレルゲンの疑いのある食物(例えば鶏肉)を除いた食事と水だけを与えると8週間で90%、13週間で100%の子が症状が無くなるという試験です。
食物負荷試験とは除去食試験の後にアレルゲンの疑いのある食物を再度与えると1週間で80%、2週間で100%の子で症状が再発するのを確認するという試験です。(症状が再確認出来たらその食物をあげないようにすれば症状は1週間的で無くなります)
なので、アレルギー検査の使い方として、食物アレルギーの症状(痒みが通年性であり8割程度の子は下痢、2割程度の子は吐き気を伴う)があり、原因であるアレルゲンがある程度絞られている、除去食試験を始める参考にするなどの目的を持って行うことをお勧めします😌
先日北海道に研修に行った際にラーメンの山岡家の系列である煮干しラーメン山岡家に行きました😁
山岡家の濃厚なスープに魚介の風味がマッチしてとても美味しかったです🤤