もふもふトラブル🐰
2023年12月15日
こんにちは、獣医師のあさぬまです。
早いもので12月も半分が過ぎてしまいました。
皆さんは大掃除の準備おわっていますか?
当院も毎年、11月ころから日頃なかなかできない部分の掃除(主に断捨離かも?)
を計画的に行っていますが、なかなか思い通りにはいかないもので、少し遅れています。
気持ちよく新年を迎えるためにも、何とか2023年のうちにはピカピカにしたいですね✨
さて、寒くなってくると動物の種類によっては『換毛』が始まります。
犬の場合はわかりにくいかもしれませんが、柴犬のような日本固有の犬の場合は、
四季の移ろいに併せて毛の質感やボリュームが変化する『換毛』があります。
一方で、ポメラニアンやトイプードルのようにもともと四季がない地方が原産の犬は
はっきりしません。
換毛は犬でしか起こらないわけではありません。
例えばウサギには『換毛』があります。
犬の場合は、『換毛』によってなにか病気になりやすくなる。
といったことはありません。
しかし、ウサギの場合、『換毛』によって抜け毛が増えます。
そして、その抜け毛をグルーミングなどで摂取してしまうことで、
胃や小腸に毛玉が詰まってしまい、食欲不振などを起こすことがあります。
こういった病気のことを『毛球症』や『うっ滞』と言います。
もふもふのうさぎちゃんはかわいいのですが、可愛さの裏にそんなリスクがあるわけです。
特にもともと牧草をあまり食べず、運動をしない子は『毛球症』になりやすとされています。
今の時期はそういった『毛球症』が多くなりますので、こまめにブラッシングするなど皆さんお気をつけてください。
うさぎだけではなく、同様の原因で実は、猫も毛球症になります。
長毛の子ではまめにブラッシングしてあげてください。
時々、毛球が胃腸に詰まって、手術が必要になってしまうこともあります💦
先日もふもふなうちの子も写真を撮ってきました。
10歳のウサギなので、以前の若々しさはないですが、
相変わらずかわいいですね♡