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こんにちは、獣医師の江木です。

あっという間に年が明けそろそろ1ヶ月が経とうとしていますが、わんちゃん、ねこちゃん、みなさまお元気ですか。

先日沖縄県の西表島へ行き、イリオモテヤマネコについて学んできたので、少しお伝えしようかと思います。

イリオモテヤマネコは、名前の通り西表島にしかいない特別天然記念物に指定されている絶滅危惧種のねこちゃんです。

滞在期間中3日間ずっと探していましたが、1匹も出会えませんでした。

それくらい出会える可能性がレアらしく、もし出会った場合は保全の目的で、環境省へ連絡するというルールがあります。

イリオモテヤマネコはコウモリやイノシシ、鳥、爬虫類、昆虫など色々な動物を食べ、島の食物連鎖の頂点にあり、約100頭しか残っていないと言われています。

土地の開発による生息地減少や交通事故、外来動物やウイルス病による生息数の減少が問題になっています。

島のほとんどが2021年世界自然遺産に指定され守られているため踏み入ることが禁止されていたり、交通ルールで40km/hrに制限速度が定められていたり、イエネコを飼う際は届け出や避妊去勢手術・マイクロチップ装着・屋外へ出さないことなどが義務付けられていたりと様々な対策が取られています。

今回は残念ながらイリオモテヤマネコに出会えませんでしたが、いつか会えないかなあ、とまた西表島に行きたくなりました。

自然あふれ、動物好きにには最高の島でした！