キャットフレンドリー
2024年11月29日
こんにちは、獣医師の佐久間です。
先日、“猫がまた来院したくにゃ〜る病院の作り方“いうセミナーを受講しました🐈
今日はその一部を紹介しつつ、猫に優しいとは何かについてお話ししようと思います!
猫にとってストレスになる因子として以下のものが考えらています。
・騒音
・臭い
・痛み
・視覚的な恐怖(他の動物や強い光)
・気温の変化
・不快感(キャリーが揺れる、空腹、排泄の我慢など)
これらは動物病院くる猫ちゃんたちの多くが感じるストレスだと思います。キャリーを見ると病院に行くと思い、隠れてしまう猫ちゃんもいるのではないでしょうか?
これらのストレスを低減するような病院の作り方として、猫優先の待合室を作り、他の動物との接触を少なくすること。キャットパークという高さのあるキャリー台を作り、地面に置かれるというストレスを軽減させること。キャットアワーを作り猫専門の時間を作ること。待ち時間は車で待機してもらうことなど様々な工夫が紹介されていました。
診察時において、検査の順番・ハンドリング・治療の方法にも猫のことを考えた選択があります。また、どうしても検査をしなければいけない時は化学的な保定(薬の内服によって恐怖や不安を和らげる)をすることもあります。
今回のセミナーを聞いて、猫はとても繊細な動物であることを理解し、“猫に優しく“を心がけていきたいなと強く感じました🐈