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こんにちは、獣医師の江木です。
台風がきたり雷がなったり、お天気の悪い日が最近多いですが、みなさんお元気ですか？

今日は乳歯について少しお話ししてみようと思います。

犬や猫は人と同じで、一生の間に乳歯から永久歯に1回だけ歯が生えかわる二生歯性（にせいしせい）です。
犬猫の乳歯は生後約1ヶ月から生え始め、生後約4ヶ月から永久歯が生え始め、生後約6～7か月には永久歯に生え換わることが一般的です。（※品種や体格によって多少異なります。）

永久歯に生え換わる時期を過ぎても乳歯が脱落しないことがあり、そういった場合を｢乳歯遺残｣と呼びます。
乳歯と永久歯が併存することで、歯並びが悪くなったり、歯石が付着し歯周病になりやすくなったりすることがあります。

そのため、避妊や去勢手術、スケーリング処置などの時に残存している乳歯を抜歯することがあります。

実は私の口の中にもまだ1本乳歯があります…。
原因はよく分かっていませんが、本来生えるべき永久歯がつくられなかったみたいです。このような場合はもちろん乳歯を抜いても永久歯は生えてきません！
乳歯の歯根部は短いため、そろそろ抜けてしまうらしく…困っています。

わんちゃん、ねこちゃんはお口の中を触らせてくれず嫌がってしまうこともあるため、評価が難しいこともありますが、まずはご相談いただければと思います！

明日で6歳になるうさぎのもぐです。
リラックスモードになると完全に耳が尾側に倒れ、なんの動物か分からなくなります。
日中ケージの外に落ちたチモシーを夜のお散歩で食べるのが日課です。
ちなみにうさぎの乳歯は胎仔期に生えます！