神頼み vol.2🐉
2024年09月25日
こんにちは、獣医師のあさぬまです。
9月も終盤ですが、まだまだ暑いですね☀
先日仕事で北海道に行きましたが、日中でも17度しかありませんでした!
たまたま天気が悪い日だったのですが、寒すぎてびっくりしました…。
先日、定期的に開催させていただいている飼い主様向け院内セミナーの案内をさせていただきました。
来月のテーマは「お家でできる救急対応」です。
主に心肺蘇生の方法のうち、自宅でできる胸部圧迫(心臓マッサージ)について実習を交えて、お話できればと思います。
大変ありがたいことに、告知数十分程度で、予定させていただいていた席数が埋まってしまいました💦
(※ 非常にたくさんのお問い合わせをいただき、キャンセル待ちの方も多数いるため、現在は受付を終了しております)
それだけ皆さんの意識が高いんだな。と感じています。
残念ながらご参加いただけなかった方のためにも、定期的に開催できるテーマにしたいと思います。
今回、このテーマにさせていただいた理由はいくつかあります。
①心肺蘇生のガイドラインであるRECOVERガイドラインがアップデートされた
②心肺蘇生について診察中にご質問いただくことが増えた
③飼い主様に心肺蘇生を実施していただくことの重要性をつたえたかった
これらが理由です。
特に③は非常に重要です。
人では、救急車も、AEDも当たり前に存在します。
しかし、動物ではそういった設備や環境はなく、『院外での心肺停止』と『院内での心肺停止』では生存率に大きな差があります。
胸部圧迫を主とした処置は、『一次救命処置(Basic Life Support:BLS)』と呼ばれ、
本来は特別な機材を必要とせず、誰しもができることを前提としています。
一方で、病院で獣医師や看護師が行う処置は『二次救命処置(Advanced Life Support:ALS)』と呼ばれ、
薬剤投与や除細動など特別な知識や機材が必要です。
ALSを受けられるまでの間、いかにBLSで命をつなげるのか?
これが救命率に大きくかかわってきます。
動物の正しいBLSを学ぶことは、自分自身の家族(ペット)を守る為だけではなく、
自分の周りの動物に降りかかった危険を守ることにもつながります。
いざというときに、命を救うのに必要なのは、神頼みではなく、「一度練習したことがある!」という経験かもしれません。
今回はそんなお手伝いができたらいいなと思っております✨
さて、以前のブログで、八方塞がり年です💦
とご報告しました。
以前はお守りを買って様子を見ていましたが、どうやら相当に手ごわい様子です…。
今年は本当にいろいろなことがうまくいかず、悩んでおります……
と、いうわけで、お祓いにも行ってきました!
少しでも復調のきっかけになればいいのですが。と思い、精一杯祈ってきました。
とりあえず、天気はすこぶるよかったです!!