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世界最古の猫の雑学🐈

2023年11月20日

こんにちは、獣医師の江木です。

急に寒くなりましたが、みなさん、わんちゃん、ねこちゃんお元気にしていますか?

先週、マヌルネコに会いに行くために栃木県の那須どうぶつ王国へ行ってきましたが、なんと雪が降っていました❄

今日は、世界最古の猫とも言われる、マヌルネコ(モンゴル語で小型のヤマネコという意味)についてお話しようと思います。

数年前ニュースで那須どうぶつ王国のマヌルネコが、特定の飼育員さんが近づくと、2本足で立ってガラス越しに手を合わせ、見つめてくるということが話題となっていたのをご存知でしょうか?

そんな愛くるしい姿が見れるのかと期待しつつ行きましたが、実際は木の上や岩の陰でじーっとしていました💦

もしかして寒くて元気がないのかな?と心配になりましたが、自然界ではモンゴルなどの標高の高い草原や半砂漠の、冬はマイナス50℃にもなる過酷な所で暮らしているそうです!

ふわふわの冬毛に、素敵な毛色、可愛い肉球を見ると、ペットのように感じてしまいますが、準絶滅危惧種であるため飼育は禁止で、小型の哺乳類を捕食するとても獰猛な動物のようです。

マヌルネコもそろそろ泌尿器疾患が増える時期なのかな、と論文を探してみましたが、見つかりませんでした💦その代わりに、免疫関連疾患の報告がいくつかありました。病原体の少ない高地でもともと暮らしているため、動物園に連れてくると罹患しやすいと考えられているそうです。

今日は、マヌルネコの雑学でした。

みなさんのイエネコちゃんたちには、暖かいお部屋をご用意ください🐈