皮膚のぶつぶつ?かぶれ??
2023年07月10日
みなさんこんにちは!獣医師の園田です。
すっかり夏らしく暑くなりましたね!自分は北海道のカラッとした暑さとは違う、湿度の高さを久しぶりに感じて少しワクワクしています。😊
気温と湿度は動物の皮膚の常在菌のバランスも乱します。異常に増えてしまった常在菌は皮膚に膿疱や痂皮を生み出して時には痒みも伴う「膿皮症」を引き起こします。
細菌が悪さしている病気なので抗生剤を使ったりもしますが、今回はシャンプーの紹介です!
先日膿皮症でのシャンプーの使い方を皮膚病の専門の先生に教えていただいたので皆さんにも共有させてもらいますね!
大事なのは3つです!
1.量
他の薬用シャンプーでも同様ですが手のひら1枚分の面積を洗うのに十分なのは500円玉一枚分のシャンプーの量です!
2.順番
シャンプーを擦り込んで10分置くというのはなかなか大変です。それでも症状の出ているところ、重症なところには他と比較して成分が長く付着していた方が効果は高いです。
なので洗う順番は症状のある(重い)→その周辺や軽い場所というように洗います。
3.頻度
膿皮症用の薬用シャンプーの有効成分クロルヘキシジンは洗い流してから36時間表皮上で効果を発揮してくれます。逆にいうと2日以上経つとまた細菌たちが悪さしてきてしまうので、まず初めのシャンプー療法としては2日に一回きっちり洗うということが大事になります!
少し長くなってしまいましたが、これからどんどん増えてくる皮膚の病気だそうです。
ただのかぶれかな?と思わず何やら皮膚にぶつぶつが目立つと思ったらまずはご来院ください!