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見透かす瞳

2021年02月08日

こんにちは、獣医師の松井です。

この2〜3年、友人、知人の間でベビーブーム🍼でした。LINEの写真で連絡をもらうことが重なり、嬉しい限りでした。時代が遡りますが自分が生まれた時に齢90を超える曽祖母がどうしても顔が見たくて白内障👁の手術を受けたそうです。今この仕事をしているからこそ、動物のそうした病気と向き合う機会がありますが、やっぱり大変だったろうな…と考えてしまいます。

この白内障、目が白く見えた際に混同されがちですが、白内障で起こる白濁はレンズのため、目の奥になります。眼の表面が白い場合は角膜表面の傷やジストロフィーと呼ばれるコレステロールや脂肪などの結晶の沈着物などがあります。また、レンズが白い場合でも核硬化症呼ばれる加齢性変化がありこちらは見えなくはなりません。お家では区別が困難かと思いますので、あやしい場合は相談してくださいね。

写真は少し前に行った牛久の大仏です。天高く聳え立つ姿、その眼は全てを見通すようでした 笑