内科セミナー
2023年09月04日
こんにちは!獣医師の市川です!
本日は「免疫介在性溶血性貧血」をテーマにセミナーを受講しました。
免疫介在性溶血性貧血は免疫機構の誤作動により、自分の免疫細胞が自身の赤血球を破壊してしまう病気になります。
診断に関しては①免疫異常所見(球状赤血球の出現や自己凝集試験陽性など)および②溶血所見(高ビリルビン血症やゴースト赤血球の出現など)を認めることで判断していきます。
治療はステロイドの内服がベースで、免疫抑制を起こす高容量での内服が必要になります。
経過に応じて免疫抑制剤の併用も必要になります。
免疫細胞を抑え込むことで新しい赤血球が再度作られる様になることが一般的です(再生像が認められます)。
飼い主様が気づかれる症状としては貧血によるふらつき、食欲元気の低下、鼻先や口の粘膜が白くなる変化(可視粘膜の蒼白)などがありますが、放置することで命に関わる可能性のある疾患になります。
応急処置として輸血が治療として必要になるケースも多いです。
よりスムーズに診断治療が実施できるように今後も精進していきたいです。