セミナー参加報告

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画像診断セミナー

2022年04月21日


こんばんは!獣医師の山野です。
先日は院内で鼻腔の画像診断についてのセミナーがありました。
鼻腔とは鼻から入る空気の通り道の一部分です。また、鼻腔は空気の通り道としてだけでなく、嗅覚機能や異物を除去する浄化能、温度や湿度を調節する機能も有します。これらの役割を可能にしているのが鼻腔の中にあるヒダ状の構造物(鼻甲介)です。鼻腔内には鼻甲介が沢山あるため、X線上では黒く抜けた鼻腔内に鼻甲介が無数のシワのように写って見えます。
鼻腔の病気はざっくりいうと鼻炎と腫瘍に分けられます。この2つの疾患はどちらも鼻汁や鼻血、上気道の呼吸異音などが見られ、臨床症状だけでは鑑別することができませんが、X線画像により見分けられることがあります。この見分けるポイントが鼻甲介の消失の有無や前頭洞の液体貯留の有無、左右の鼻腔の違いです。鼻炎では鼻甲介は消失せず前頭洞の液体貯留も見られませんが、腫瘍では鼻甲介は破壊され、前頭洞には液体が貯留します。どちらも鼻腔内のX線不透過性が亢進し白く曇って見えてしまうため、見分けることはとても難しかったですが、先生に目をつけるべきポイントを的確に教えて頂いたおかげで何とか判断できるようになりました💦まずは正常なX線画像で眼を慣らして、病変を見つけられるようになりたいと思います!