皮膚科セミナー
2026年03月07日
こんにちは看護スタッフの菅野です。
村山先生の皮膚科セミナーを受講しました。
今回のセミナーは感染性でした。
・膿皮症
・マラセチア症
・ニキビダニ症
・皮膚糸状菌症
の4つの感染性について学びました。
「膿皮症」
ブドウ球菌という菌で、元々犬が持っている常在菌です。ブドウ球菌が増えてしまうと発症してしまいます。
特徴は表皮小環と呼ばれる円形の脱毛です。
お腹側に見られることが多いです。
治療は、薬用シャンプー「クロルヘキシジン」を使います。当院ではノルバサンサージカルスクラブを処方しています。
1日おきに2週間こちらのスクラブで洗っていただきます。
ノルバサンサージカルスクラブで治らない場合は抗生物質の内服薬を使い治療をしていきます。
「マラセチア皮膚炎」
酵母用真菌という菌です。こちらも常在菌です。この菌は脂が大好きで脂が溜まりやすい場所で増えていきます。
口周り、脇、耳、陰部などのしわが深い場所を好みます。
フケと脂を伴う紅斑という丸く赤い皮膚炎ができます。
慢性化すると脱毛、色素沈着、苔癬化という皮膚が分厚くなる症状があります。
治療はシャンプーを使用します。マラセブシャンプーです。週に2回2週間洗っていただきます。そのほかに内服薬を飲んで治療しています。
「ニキビダニ症」
ニキビダニ症も常在菌で産まれてすぐ母犬から移行されます。ちなみに人には人のニキビダニがいます。
ニキビダニ症は常在菌ですが健康な犬では見つかりません。
脱毛斑、結節という皮膚にボコボコができたり、ムラのある紅斑が特徴です。
この様な症状があり、ニキビダニが検査で検出されると治療の対象となります。
治療は駆虫薬やサリチル酸シャンプーを使用します。
「皮膚糸状菌症」
この菌は犬が持っていない菌です。
人にもうつるので人獣共通感染症です。
真菌というカビの感染が原因です。
検査はウッド灯で光を当てて検査行います。
菌がいると毛が光って見えます。
抜毛検査で毛を抜いて顕微鏡で観察をします。
真菌培養検査はダーマキットという特殊な培地を使い毛を抜いて色の変化や菌の増殖で検査をします。
治療は内服薬を用います。治療は長い子だと半年ほどかかります。
他に外用療法でマラセブシャンプー、剃毛を行う事もあります。
今回学んだ感染性はどれも診察で見られる身近なものが多く特徴もわかりやすいものですので、自分でも気づいていけるようにしたいと思います。