内科学セミナー
2022年04月19日
こんばんは、Dr.スゴウです。先日、院内で内科学のセミナーがありました。
今回は胃の疾患に関してでした。途中からの参加になってしまったので初めの方は聞けなかったのですが、後半は胃の腫瘍についてでした。
胃の腫瘍は犬では腺癌、猫ではリンパ腫という腫瘍が多いです。
犬の胃腺癌に関しては予後(病気になってからのその後の見通し)がとても悪い病気と言われています。
症状としては、治療に反応しない慢性的な吐き気、体重の減少、胃潰瘍部からの消化管出血による貧血などが挙げられます。
また、胃の構造に変化が生じて超音波検査で発見できる時には腹膜播種(癌が胃の壁を超えてお腹の中にばら撒かれてる状態)が起こっている事が多いです。
診断のためには超音波検査に加えて内視鏡による生検が必要ですが、癌細胞が取れないこともあり診断に苦慮することもある病気です。
猫の胃リンパ腫に関しては超音波検査と内視鏡検査や針吸引細胞診で診断は腺癌よりつきやすいです。
治療に関しては抗がん剤治療が適応になり薬に対する反応も良い事が多いです。
ただ胃以外の消化管にもリンパ腫がある子に関しては抗がん剤に反応しずらいと言われていて予後は良くない可能性があります。
いずれにせよ慢性的な吐き気には重篤な病気が隠れている可能性があるので病院に相談に来ていただく事が1番大切だと思います。