外科セミナー 尿管結石について
2026年03月18日
こんにちは。獣医師の山﨑です。今回は外科セミナーで猫の尿管結石について学びました。
尿路のトラブルは猫にとってすごく身近な問題です。その中でも尿管結石は近年増えていて、早期発見・対応がとても大切です。
尿管結石の症状はとても多様です。急に食欲が落ちたり、元気がなくなったり、体重が減ることもあります。時には血尿や頻尿、嘔吐といった症状も見られます。ただ、尿管閉塞をおこしても無症状の場合や何か元気がなくても無治療で元気になってしまい病気が進行することもあるので注意が必要です。
そのため気になる症状があったら、病院で画像診断を受けることが重要です。
X線、超音波、そしてCTを使うことで、結石の場所や大きさ、尿管の状態を詳しく確認できます。原因がはっきりしない場合は上記の検査のうちの一つでも行い、尿管に結石がないことを確認しましょう。
治療法は結石の状態によります。
不完全閉塞や体の代謝の状態が軽度の場合は輸液などの内科治療を行います。ただ状態が改善しない場合、完全閉塞を起こしている場合は外科手術が必要です。
SUB(皮下尿管バイパス)や尿管切開、尿管膀胱新吻合という方法が現在有効とされています。
予防としては日頃から水分をしっかりとってあげたり、バランスの良い食事を心がけることが大切です。猫は水を飲む量が少ないので、水飲み場を増やしたり工夫してあげましょう。
大切な愛猫のために、早めの気づきと適切なケアを心がけることが必要です。