循環器セミナー
2026年03月10日
こんにちは、獣医師のあさぬまです。
三月に入って寒い日が続きますね⛄
寒暖差が激しいので、体調にはお気を付けください。
先日、院内で行われた循環器セミナーに参加してきました。
今回のテーマは『猫の心臓エコー』です!
心臓病の診断、治療には多くの検査方法がありますが、
最も非侵襲的(体に害がなく、負担が少ない)なのは、エコー検査だといわれています。
また、最も細かな評価ができるのも、エコー検査だといわれています。
身体に害がなく、しかも悪くなる前の微妙な変化を検出することができるエコー検査は、
心臓病の診断、治療において、必須と呼べる検査方法です。
実際、普段の心臓検診でも、私はほぼエコー検査しか行っておらず、
レントゲン検査や、心臓バイオマーカー検査(血液で心臓の状態を知るための検査)は、
特別な状況か、初めての検査のときにしか行っておりません。
しかし、なぜそんな心エコー検査が、もっと日常的に行われないのでしょうか?
それは……
難しいからです!!
猫の心臓は非常に小さく、しかも心拍数が150~250回/分と、人の3~4倍もあります!
しかも猫はじっとしていることがあまり得意ではないので、
長時間検査をされることをとても嫌います💦
そのため猫の心エコー検査は難しいといわれたり、誤った判断をされてしまうことが多いです。
そこで、今回のセミナーでは猫の心臓を上手にエコーで見るためのコツをレクチャーしていただきました✨
専門的な話もあるので、わかりやすい部分だけ抜粋させていただきます!
①猫に声をかけない
犬は声をかけてあげるとリラックスする子が多いです。
一方、猫は声をかけられると緊張することが多く、いい方法とは呼べません。
猫の場合は、あまり声をかけすぎず、短時間で、淡々と終わらせてあげる方が望ましいです。
ただし、当院では飼い主様に同伴いただきエコー検査をすることも多く、
経験的にも、飼い主様が声をかけていただいたり、顔を撫でていただくことは、猫にとってリラックス効果がある印象です。
興奮しているときは声掛けを少し控えてあげてもいいと思いますが、それ以外の時は普段家で行っているような声掛けをして、
励ましてあげてください✨
②高性能なエコーでみる
猫の心臓は小さく、心拍数も早いので、性能の良いエコーでないと、病変を見逃す可能性があります。
エコーの性能は、写真の画素のようなものだと思ってもらえればいいので、
わかりやすく言うと、『最新のiPhoneと、初期のガラケーの写真、どっちがきれい?』
というようなイメージです。
エコーは非常に高価な機会なので、性能の違いはある程度は仕方ないですが、
やはり私も普段様々な施設でエコーをみているので、性能の違いは顕著に診断精度に表れる。と思います。
当院のエコー機器は常に最先端というわけではないですが、それでも標準的な機械の中では、
非常に高性能なものを導入しています。
おかげさまで、普段のエコー検査では、短時間で適切な診断をつけることができていると思っています。
他にも猫の心臓病の診断のコツなども教えていただきましたが、
これらの内容は日々復習し、常に負担の少ない検査と適切な診断に近づけるように、
スタッフ一同努力したいと思います!
もし、猫の心臓病でお困りのことがあれば、遠慮なく、スタッフまでお尋ねください✨
ニャンダフルな生活が送れるようにお手伝いさせていただきます!😸