セミナー参加報告

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しつけセミナー

2024年09月28日

こんにちは。看護師の難波です。

先日jahaのしつけセミナーを2日間にわたり受講しました。

最終回ということで振り返り、capp活動、グリーフケア、ペットロスについて学びました。
グリーフケアではとはペットが亡くなる時に私たちにできること、体験談を話し合いました。
グリーフとは悲嘆をさし、ペットが亡くなった時、亡くなると分かった時の心身的な反応のことを言います。
それぞれの病院での取り組みを話し合い特に印象的だったのは亡くなった時のエンゼルケアで、その子が元気だった時、若い時に容姿を戻してお返しするというものでした。容姿を整えるだけでなく、元気だった時に戻すというのはご家族にとって良い取り組みだと思いました。

また今回は最終回ということで全員でクラスをつくる発表会を行いました。
相手に言葉を伝えられるような話し方、魅せ方を学び発表に挑みました。
いい緊張感の中発表でき、とても貴重な経験になりました。クラスを行う中で相手を否定しないで成功に導くことや最初に注意事項を言うことで安全の確保と指摘するという相手への不快感をなくすことができます。
楽しいクラスを目指して学んだことを活かしながら実際のパピークラスに役立てたいと思います。

JBVP

2024年09月25日

こんにちは、獣医師の佐久間です!

9/22に開催された日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)の年次大会に参加してきました!

今大会は様々な分野のセミナーを受けることができ、皮膚科、消化器、神経科、整形外科のセミナーを受けました!

その中で神経・整形外科の講義を紹介します。
神経・整形外科のセミナーでは歩行異常の分類と評価について学びました。歩行異常は跛行、麻痺(不全麻痺)、運動失調の3つに分類されます。骨・関節・筋肉といった運動器が関与する歩行異常を跛行、中枢神経や末梢神経が関与する歩行異常を麻痺(不全麻痺)、運動失調と定義されています。麻痺(不全麻痺)は大脳、脊髄、運動神経などの運動路の障害によって随意運動が消失する歩行異常、運動失調は感覚経路の異常によって筋肉が協調的に働かないために、動作・運動・姿勢の保持が円滑にできなくなる状態です。跛行は整形外科疾患、麻痺、運動失調は神経疾患であり検査・治療が異なります。

これらを判断するために起立姿勢、負重状態、歩行状態やナックリングの評価、歩行検査、頭や腰の上下運動がないかなど細かな検査を行なって行きます。整形疾患なのか神経疾患を判断し、より細かな検査を実施します。

今回の大会で得たことを今後の診療で活かして行けたらと思います!

救急セミナー

2024年09月23日

こんにちは!看護スタッフの金です!
今回救急セミナーを受けました。

 

まず犬や猫が緊急かどうかの判断で最初に確認することとして呼吸を見ます。

目の前の犬や猫が呼吸の有無、どのような呼吸しているか気づくことが大切です。
気道に問題があるのか肺に問題があるのかも自分で分かるように判断しないといけません。

また、救急対応は、その後が大事になってきます。
助かったとしても酸素モニタリングを行い、モニタリング中に尿があるか、2時間前と今の症状はどう違うかなど、変化を見落とさないことで最後に寝れるようになるのか、それとも心停止してしまうのかが決まるそうです。

そのためにも、
救急対応で必要なものなどをすぐ準備できるようにし、日頃の犬や猫、飼い主さんと関わるときに、見て異変に気づいて、動くことが出来るように頑張ります!!

皮膚科セミナー

2024年09月22日

こんにちは、獣医師の今井です。

先日、第3回目の皮膚科セミナーを受講しました。今回のテーマは皮膚炎(湿疹)でした。
皮膚炎は「かゆみ」を主訴に来院される動物が多いです。疾患ごとにかゆみが出やすい場所は変わりますが、共通して急性期には紅斑(皮膚の赤み)、そして慢性化すると苔癬化(皮膚が厚く硬くなり表面のしわや溝がくっきり見える状態)が見られます。

皮膚炎に分類されるメジャーな疾患としては、アレルギー性皮膚炎(主なアレルゲン:ノミ、疥癬、食べもの)、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎が挙げられます。
〇アレルギー性皮膚炎:
アレルゲンに暴露されることで発症し、原因を取り除かない限り症状は徐々に悪化してしまいます…(※症状の進行スピードや好発部位はアレルゲンによって異なります)

〇アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎:
犬種や個体ごとの体質を原因とするため、症状の良化と悪化を繰り返すことが特徴的です。耳や目の周り、四肢の先端、脇、鼡径部など外からの刺激や皮膚同士の擦れが起こりやすい場所に好発します。

まだ暑さの続く今の時期は蒸れやすく、皮膚のかゆみで来院されるワンちゃんも多いです。また、皮膚炎の中には前述したように体質を原因とするものもあるため、季節を問わずかゆみと上手く付き合っていく必要のあるワンちゃんもいます。
診察室では緊張して普段の様子(かゆがる仕草など)を見せない動物がほとんどなので、ご家族の方からおうちでの様子を詳しくお話いただけると大変ありがたいです!気になる症状があればお気軽にご相談ください。
セミナーで得た知識をもっと磨いて診察に役立てられるよう精進します!

野崎さんセミナー

2024年09月22日

こんにちは!獣医師の山野です。

先日の社労士さんの野崎さんからセミナーを受講しました。

 

今回は中堅のスタッフのメンバーが集まって、どんな人間になりたいか?、どんな人生を送りたいか?を考えました。

 

スタッフの意見として多かったのは、笑顔で日々を過ごしたい、人から信頼されるような人間になりたいでした✨️

人の意見を聞いて、改めてうちのスタッフはすごく素敵な人が多いなあ〜と感じました😂

 

初心を忘れずにお仕事していきたいなと思いました!

 

 

野崎さんセミナー

2024年09月21日

こんにちは!看護スタッフの宮本です。

先日、労務士の野崎さんに、人生を経営していく中でどんな環境下でも自分で自分の機嫌を取れるように、幸福度が高まる(well being)の考え方を教えていただきました。

(well being)とは、
身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること。

そういった状態の人が多い職場だと、創造性や生産性、売上までもが高い傾向があるそうです。

話し合いの中で、自分はどんな事で(well being)の状態になるのかを考えました。

①元気な挨拶をする!
②楽しく仕事をする!
③今日は忙しくなるぞー!など心構えを持って働く!

他のスタッフからは、
・後輩の成長をみる!
・スタッフ間で感謝を忘れずに、コミュニケーションをとる!
・勉強に励む
という意見が出ました。

迷った時には、これらを意識して自分の職場でのパフォーマンスを上げていきたいです✨

病院なので、笑顔ばかりとはいきませんが、飼い主様やペット、スタッフの幸福度が増す様に活き活きと働きたいと思います!

救急セミナー

2024年09月21日

こんにちは。看護師の石毛です。

全部で5回ある救急セミナーの第1回を視聴しました。

 

今回は呼吸困難がテーマでした。

日々の診療の中でもっとも多い緊急疾患は呼吸器疾患だと思います。

呼吸困難の中でも、気道に問題があるか肺に問題があるかなどで初期対応が大きく別れてくるそうです。

気道に問題があるときは、息を頑張って吸うような呼吸になり、肺に問題がある時は頑張って吐く呼吸になります。

気道に問題があり息を頑張って吸うと体温が上がってきてしまいより呼吸の回数も増え悪循環に陥ってしまいます。

なので酸素投与はもちろん、冷却してあげることも必要になるようです。

短頭種の子たちなんかは体の作り的に気道閉塞になる子が多く、冷却してあげるだけでもだいぶ症状は落ち着いてくれるようです。

 

見る、気づく、が転機になる!

日々の診療でもとても大事になってくると思うので、忙しい時こそしっかりと動物たち、飼い主さんたちと向き合って小さな変化も見逃さず、1秒でも苦しい時間を縮められるように頑張ります!

口腔外科セミナー

2024年09月20日

こんにちは、獣医師の森本です。

先日、院内で行われた口腔外科セミナーに参加しました。

今回は綺麗な顎のレントゲンの撮り方や歯科レントゲンを用いた歯の異常の診断を学ばせていただきました🦷

具体的なものとしては顎の関節はやや角度がついているのでレントゲンを撮る時もその角度を意識して動物の頭の位置を微妙にズラすこと、若齢の時に生えている歯が乳歯なのか永久歯なのかを判断する方法、現在生えている歯が数として足りているのか?それとも過剰に生えているのか?の判断方法、本当は生えてこないといけない歯が歯茎の下に埋まってないか?などです!

なかなか遭遇することのないマイナーな歯の以上に対して、正しい診断や解決方法などを学ぶことができました✨

まだまだ知らないことがいっぱいあるなと感じ、精進しなければと思ったセミナーでした✏️

 

循環器セミナー

2024年09月14日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

先日、院内で行われた循環器セミナーに参加しました!

循環器とは、主に心臓病のことです。

循環器セミナーでは、心臓病のことや、心臓病で使用される薬剤について学ぶセミナーです。

今回のセミナーのテーマは「利尿剤」でした。

 

利尿剤とは、主に腎臓に作用し、尿をよりたくさん出す薬です。

心臓病では多くの場合で、うっ血が起こります。

うっ血とは、過剰に血液がたまってしまうことです。

うっ血は起こる場所により症状が変わります。

全身に起これば浮腫(むくみ)です。胸に起これば、胸水や肺水腫です。

胸水や肺水腫を発症することで呼吸が苦しくなります。

そこでむくみを改善させるために利尿剤をつかって、過剰な血液を尿として排出させるようにします。

ただし、利尿剤を過剰に使用すると、脱水を起こしやすくなりますし、腎臓の負担になります。

利尿剤は作用する場所により、いくつかに分類されます。

①ループ利尿薬

最も一般的に使用される薬剤です。

利尿効果が強い上に、経口投与でしっかりと吸収されるため、日常的によく使用される薬剤です。

比較的腎臓に優しい薬剤ですが、強い利尿効果により、腎臓に影響を与えることもあります。

そのため必ず定期的に腎臓の数値を測定する必要があります。

②サイアザイド系利尿薬

近年使用機会が減っている薬剤です。

利尿効果は中程度ですが、腎臓に負担をかけやすい薬剤です。

使用する場合は、ごく少量から使用し、頻繁に腎臓のチェックが必要です。

③抗アルドステロン薬

近年注目が集まっている薬剤です。

利尿効果は弱いですが、心臓を保護したり、血圧を下げることで、心臓の負担を減らすことができる薬剤です。

少し大きめの薬剤なので、やや飲みにくいですが、投与により生存期間の延長が期待できます。

④バソプレシン受容体拮抗薬

人の方で近年使用頻度が増加している薬剤です。

強い利尿効果があります。新しい薬剤なので、腎臓に負担がかかりにくく、今までの薬剤で利尿効果が弱い場合でも効果を発揮できる可能性があります。

ただし非常に高価です。

⑤SGLT2阻害薬

最先端の薬剤です。

本来は糖尿病の薬です。動物用の医薬品が最近発売されています。

中程度~強力な利尿効果が認められるとされていますが、動物での報告がまだ少なく、効果ははっきりしない薬剤です。

理論上腎臓に負担がかからないので、従来の治療で効果が得られない場合に効果的である可能性があります。

 

このように多くの薬剤がありますが、多くの薬剤があればこそ、使用法も千差万別です。

薬剤の特徴を理解し、適切に検診を重ねることがより良い治療につながります✨

毎回検査するのにもきちんと理由があります!

今後もきちんと検診を重ねていきたいと思います!!

画像診断セミナー 副腎の病気

2024年09月14日

獣医師の山﨑です。今日は画像診断セミナーで副腎について勉強しました。

 

副腎は機能異常がおこることでホルモンの分泌が変化することで、体に様々な症状がでてきます。主にアジソン症、クッシング症、アルドステロン症があります。

 

副腎の形態変化としては副腎の萎縮、過形成、腺腫(良性腫瘍)、腺癌(悪性腫瘍)、転移性腫瘍、褐色細胞腫などがあります。

 

超音波検査では副腎の形、大きさ、濃淡、内部構造、血流や石灰化の有無を見て総合的に判断していくことが大切です。

 

また血液検査、ホルモン検査を行うことで副腎による体への影響を考えることができます。

 

副腎の病気は超音波検査や血液検査、症状も含め総合的に判断をして病気の進行具合や今後の治療方針を判断していくことが大切です。