セミナー参加報告

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しつけセミナー

2024年09月12日

こんにちは。看護師の難波です。

 

先日、院内のしつけセミナーに参加しました。
今回は動物病院で動物のストレスを減らすためにという内容で講義していただきました!

 

 

動物は恐怖を感じると、逃げる・固まる・攻撃するという3つの行動をとります。

動物病院では注射や検査など動物にとって嬉しくないことをしなければいけません。
ですが、工夫や配慮で少しでも恐怖を少なくすることができます。

 

それは環境、周りの刺激、知らない人からのアプローチなどです。
怖がりさんには
・病院内でなく車で待ってもらう
・落ち着いた動きや静かな優しい口調で接する
・必要以上に顔を覗き込んだり目をじっと見たりしない
・前からいくのではなく、横や後ろからせっする
・慣れている人(飼い主さん)に協力してもらった保定をする
・いきなり末端(足先や尾など)を触らず、ゆっくり触っていく
などが挙げられます。

 

 

少しの積み重ねが怖がりさんにとっては大きな恐怖となります。
まずは何が苦手なのか、どういうこなのかをしっかり観察して少しでもストレス軽減が図れるように心がけていきたいと思います!

皮膚科セミナー かさかさとべたべた🐶

2024年09月11日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続きますね。

台風も多いので、みなさん引き続き、天気の急変と熱中症にお気をつけください!

 

さて、先日院内で行われた皮膚科セミナーに参加しました。

今回のテーマは『脂漏(しろう)』です。

脂漏といえばまさに今の季節に大変問題になる病態です💦

皮膚科の病気には先天的な要因、つまり体質で発生する病気がありますが、

犬の代表的な体質は、①ふけ、②あぶら、③汗っかき、④しわがあります。

そのうち、脂漏にかかわるものは、①ふけ、②あぶらです。

つまり、『かさかさ』と『べたべた』です。

つまり、フケが多い…。というお悩みも、べたべたする…。というお悩みも実は同じ病気!ということです。

脂漏とは、皮膚の新陳代謝が『早い』病気です。本来、犬の皮膚の新陳代謝は3週間程度とされています。

しかし、脂漏の子では、わずか8日で新陳代謝が終わってしまい、そのせいで、過剰に皮膚の上に角質などの老廃物がたまってしまいます。

代表的な脂漏の犬種は、スパニエル(E.コッカーやA.コッカー)、ウエストハイランドホワイトテリア、バセットハウンドです。

日本でもう少し多い犬種では、ダックスフンドやラブラドールレトリーバーなども脂漏の好発犬種です。

脂漏は遺伝なので、もちろん血統によっては脂漏でない子もいます。

また、脂漏は、加齢やアトピーなどほかの病気でも悪化するとされているので、高齢になってコントロールが難しくなる可能性がある、困った病気です💦

また、脂漏で忘れてはいけない犬種がもう一つ。

それがシーズーです!

シーズーは脂漏以外にも、マラセチア(皮膚に常在する酵母様真菌)や皮膚のしわ、汗っかきなどが合併することもあり、

そのおっとりした性格と相まって、慢性化してしまうことが多いです。

また、しわが多い子では、もともと皮膚のコラーゲンの異常であるエーラスダンロス症候群を持病として持っている子も多いです。

エーラスダンロス症候群は、背中の皮膚をつかんで引っ張ってみることで簡単に診断可能です。

病気の子は、病気でない子と比べ、とても皮膚が良く伸びることが特徴です。

 

これらの体質は、投薬で完治できるものではなく、一生涯付き合っていくものです。

慢性化してしまうと、コントロールが難しくなり、投薬量も増えてしまいます。

小さいうちから、シャンプーや投薬などで、症状を緩和してあげることが将来につながる病気です。

 

中には、マイクロバブルを使ったトリミングなどで、うまく脂漏を抑えられる子もいます。

当院では、治療はもちろん、トリミングと連携して皮膚の症状の相談にのることも可能です。

何かお困りのことがあれば、スタッフに遠慮なくお申し付けくださいね!!

猫の眼の腫瘍👁

2024年09月10日

こんにちは!獣医師の山野です!
先日、眼科セミナーを受けました。今回のテーマは猫の眼の腫瘍についてでした👀

 

猫の眼に腫瘍ができることはほとんどありませんが、もしできた場合は悪性であることが多いです😨

特に多いものが”びまん性虹彩メラノーマ”と言われる眼の中の虹彩にできる腫瘍です。
虹彩は瞳の大きさを調節する役目をもち、一般的な猫ちゃんだと黄色、洋猫さんだと青色に着色していることが多いです🥹

 

この虹彩に黒いシミがついてしまうことを”虹彩色素沈着”と言います。この状態はまだ腫瘍とは言いません。

うちの猫さんも虹彩に黒いシミがあります👀

ただ、この黒いシミが大きくなってきたり、盛り上がったりして凹凸ができてくると、びまん性虹彩メラノーマに信仰している可能性が高いです😳

治療法は眼を摘出することです👀
腫瘍の進行はかなりゆっくりですが、摘出しないと肝臓や肺に転移する恐れがあるので、注意が必要です⚠️

 

眼にシミができている猫さんは定期的な眼のチェックがオススメです✨

 

 

 

接遇セミナー

2024年09月07日

こんにちは!看護師の前寺です🌼

 

先日の接遇セミナーでは、2部制でグループに分かれて異なるテーマをそれぞれ学びました。私は、カウンター対応とケーススタディを学びました。

 

受付対応や説明時の気配り、案内の声がけ方法など様々な場面を想定して、実際にロープレを行いました。

状況に合わせた対応というのが難しく、私は言葉遣いが特に難しく感じました。

 

対応の仕方、声のかけ方ひとつで印象は変わってくるので今回学んだことを活かしていきたいです。

また、スタッフ同士の声がけや対応は「チーム医療」に影響を与えるので、そこは常に意識しながら行動していきます。

ペピイリハビリセミナー

2024年09月07日

こんにちは!看護スタッフの榎澤です🍀

リハビリは歩けるようにするものだと思っていませんか?

 

リハビリは『生活機能低下により動物らしく生きるのが困難になった動物が動物らしく生きる権利の回復』

 

つまり最後まで動物、飼い主さんが楽しく幸せに過ごす手助けをするのがシニアに対するリハビリです🐶

 

シニアになるとお散歩が大好きでも足腰が弱くなりなかなか行けなくなってしまう子が多いと思います。

このセミナーではシニアの子がまた大好きな散歩をするためにどういったプログラムを組んでいくのかを学びました。

 

まずリハビリをする上で大切なのは情報収集と目標設定です。自宅でのライフスタイル、性格など、オーナー様が現状に対してどうなりたいかを知ることが大切です。

 

散歩をさせたいと言っても現状の日常生活活動がどこまで出来ているかを確認する必要があります。

立ち上がれるのか、歩けるがふらつくのかなど細かく観察します。

 

できない部分を一つ一つクリアしていくことで最終的な目標である散歩に繋がります。

 

リハビリはオーナー様の協力も大切で、自宅でのリハビリも積極的にしていただく必要があります。繰り返すことでできなかったことができるようになります。

 

シニアリハビリの担当を持つようになったら今回学んだ知識を活かし、寄り添ったリハビリが出来るように頑張りたいと思います!

超音波セミナー

2024年09月03日

こんにちは。動物看護師の石毛です。

超音波セミナー第2回を受講しました。

今回は画像の成り立ちから始まりました。

普段何気無しに行っていた検査ですが、画像が映し出される仕組み学びました。

 

・超音波検査

もっとも体に負担がかからない画像検査です。

どこの動物病院にも置いてあることが多く、体に当てたらすぐ画像も出てきて、移動もでき、安全な検査になっています!

ほとんどデメリットが無いと言っても良いかもしれないです。

 

・レントゲン検査

次に負担の少ない検査になります。

レントゲンもどこの動物病院にも置いてある方が多く、画像が出てくるのは早いです。

ただ、撮影出来る場所が限られてしまうこと、動物と撮影者の被爆のリスクがあります。

ですが、被爆量はとても少ないため健康への心配はありません!

 

・CT検査

置いてある病院が限られています。

実はCTもx線を使用するので被爆の可能性があります。

ですが、CTも被爆量は少ないため健康への心配はありません。

全身の検査が短時間で行えるので緊急性の高い時に利用すると良いかもしれません!

 

MRI検査

これも置いてある病院が限られています。

MRIはRFパルスという磁場を使い撮影されます。

強力な磁場のため、室内は金属物持ち込み禁止です。

全体的な臓器、骨、神経などの撮影に優れています。

 

状態によって画像検査の使い分けをするよう日々意識をしながら診療に取り組んで行きたいと改めて実感しました!