咳セミナー
2022年05月03日
こんにちは!獣医師の山野です。先日、咳をテーマにしたセミナーを受講しました。
咳と聞くと、肺炎や肺水腫などの肺の病気を疑いがちですが、咳がある=肺の病気ではありません。咳受容体は咽頭や気管、食道などにあり、これらの部位が障害されることで咳が誘発されます。肺炎や肺水腫、左心房肥大では気管が2次的に損傷されることで咳が出ていると考えられています。
気管や気管支で問題となる疾患に気管気管支虚脱が挙げられます。気管気管支虚脱とは気管や気管支が正常な〇型から潰れて楕円形のようになっている状態のことを指します。気管気管支虚脱になると咳+ガーガーというガチョウの鳴き声のような音を出しながら荒い呼吸をします。気管が虚脱してしまうと元通りに戻ることは出来ませんが、対症療法として体重の減量、気管支拡張薬や抗炎症剤、鎮咳薬が効果的です。薬に関しては種類がたくさんあり、かつ飲み薬なのか、注射薬なのか、吸入薬なのかで投与方法が様々あるので、治療の際には動物たちの状態や飼い主様のご意向に合わせて選んでいきたいと思います。まずは知識が全然足りないので日々勉強して飼い主様に寄り添った診療が出来るように頑張ります💪💪💪