研修医セミナー
2022年05月16日
こんにちは!獣医師の市川です!
今月から1年目2年目の獣医師を対象に研修医セミナーが行われることになりました。
初回のテーマは「聴診🩺」ということで、心雑音や呼吸の雑音を聞いた際、何を鑑別として考えるべきかを教わりました。
心臓は収縮と拡張を常に繰り返す臓器で4つの部屋から構成されます。
具体的には全身や肺から帰ってくる血液を貯める心房という小さな部屋と全身や肺へと送る血液を貯める心室という大きな部屋が左右一対ずつあります。
心房から心室へ向かう通路と心室から全身や肺へ向かう通路には逆流を防ぐための弁という構造物があり、弁がしっかりと閉じてくれることで常に血液の流れは一方通行になっています。
その弁が閉じきらない場合や心臓の壁が分厚くなるなどの原因で通り道が狭くなると血液の流れが滞るため逆流音として心雑音が聞こえてくることがあるのです。
心臓の話って説明するのが難しいですね🫀
この逆流音はさらにいくつかのタイプの音に分類され、今回は実際にその音を録音データで学習し、どこに異常があるのかを学びました。
心雑音があったとしても治療の対象にならないことも多く、実際に治療する上では心臓の超音波検査や胸のレントゲン検査により心臓の大きさや筋肉の肥厚、弁の異常や血液の逆流などを評価した上で治療の有無を決めることが一般的です。
心疾患は運動すると息切れが多くなったり、呼吸が苦しそうになったりなど呼吸器に関わるトラブルや二時的に血圧が変動することでそのほかの臓器に影響を及ぼす可能性があります。
心臓の病気は命に関わる可能性もあるので、呼吸器のトラブルがあれば一度診察をお勧め致します。