腫瘍科セミナー
2025年06月23日
こんにちは、獣医師の田口です。
先日腫瘍科セミナー「診断学総論」を受講してきました。
腫瘍とは所謂「がん」のことであり、自律的に増殖をするようになった細胞の集団のことで、僅か直径1cmの腫瘍でも約1億個の細胞集団から構成されています。
腫瘍の良性・悪性の判断項目は以下に示す通り沢山あります。これらを総合的に判断することが重要となります。
・周辺の組織との境界は明瞭さ
・発育速度
・転移の有無
・細胞の分化・異型度
・全身への影響
etc…
さらに悪性腫瘍の場合はTNM分類という診断基準を使用することで、腫瘍のステージを判断して治療計画を立てたり予後を予測します。
腫瘍は早期発見が予後に大きく関わりますので定期的な健康診断をおすすめします。当院ではエコーやレントゲンを内容に含む健康診断を実施していますので、気になる方はスタッフまでお声がけください。