セミナー参加報告

seminar

JBVP

2024年09月25日

こんにちは、獣医師の佐久間です!

9/22に開催された日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)の年次大会に参加してきました!

今大会は様々な分野のセミナーを受けることができ、皮膚科、消化器、神経科、整形外科のセミナーを受けました!

その中で神経・整形外科の講義を紹介します。
神経・整形外科のセミナーでは歩行異常の分類と評価について学びました。歩行異常は跛行、麻痺(不全麻痺)、運動失調の3つに分類されます。骨・関節・筋肉といった運動器が関与する歩行異常を跛行、中枢神経や末梢神経が関与する歩行異常を麻痺(不全麻痺)、運動失調と定義されています。麻痺(不全麻痺)は大脳、脊髄、運動神経などの運動路の障害によって随意運動が消失する歩行異常、運動失調は感覚経路の異常によって筋肉が協調的に働かないために、動作・運動・姿勢の保持が円滑にできなくなる状態です。跛行は整形外科疾患、麻痺、運動失調は神経疾患であり検査・治療が異なります。

これらを判断するために起立姿勢、負重状態、歩行状態やナックリングの評価、歩行検査、頭や腰の上下運動がないかなど細かな検査を行なって行きます。整形疾患なのか神経疾患を判断し、より細かな検査を実施します。

今回の大会で得たことを今後の診療で活かして行けたらと思います!