セミナー参加報告

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眼底疾患👀

2024年01月05日

こんにちは!獣医師の山野です。

本日は眼科セミナーを受講しました✍🏻

今回のテーマは眼底疾患でした👀

眼底とは網膜といった目の1番奥の組織のことをいいます。

網膜は外から入ってきた光を光信号に変換し、視神経に送信する役割をしており、視覚の維持をしています。

わんちゃんや猫ちゃんの網膜にはタペタムという人間にはない組織があり、この構造物が網膜にあるおかげで、暗いところでもわずかな光で見えることが出来ます👀 暗いところで動物の目が光っているように見えるのはタペタムのおかげです🥺

さて、わんちゃん猫ちゃんでいちばん多い(ほとんどがわんちゃんですが)網膜疾患に遺伝性網膜変性症という疾患があります👁

遺伝性網膜変性症とは、遺伝性、両眼性の網膜の変性が進行する病気で、最終的には盲目に至ると言われています😨

遺伝性の病気で、最初は網膜の血管が細くなり、だんだん網膜の血管が無くなってしまいます。網膜の血管がなくなると、網膜の栄養が行き渡らなくなり、視細胞が機能しなくなり、視覚を失います。

ダックスフンド、トイプードルにおおく、多くは3-5歳で発症します👀

残念ながらこの疾患に治療法はなく、失明を遅らせることもできません💦

ただ早期発見することでその後の併発疾患に備えることができるので、何かご不安なことがあればすぐにご相談ください