セミナー参加報告

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リハビリセミナー💪🔥

2024年11月15日

こんにちは、看護師の泉山です!

先日リハビリのセミナーがありました。

今回は筋トレ前のストレッチは効果が減るということについてお話します!

 

今まで私は運動前にストレッチをすることが当たり前だと思っていましたが、それは逆効果だったのです!怪我の予防としては効果はありますが、筋肉を動かすという意味ではストレッチをやりすぎると効果が減ってしまいます。

 

筋トレ前のストレッチをすることで、
①筋肉をまとめて動かす「運動単位」が一部しか働かなくなる
②筋肉の「粘り」が低下する
③筋肉の血流が乏しくなり、疲労物質を除去しきれず疲れやすくなる
などが挙げられます。

しかし、ストレッチは上手く行うことでプラスの働きがあります。
1つの筋肉に対してストレッチを30秒以内で行うと、怪我の予防や運動パフォーマンスの向上が期待できるのです💪🔥

 

運動や筋トレ前にぜひ意識してやってみて下さい!

循環器セミナー

2024年11月10日

こんにちは、獣医師の江木です。

 

先日の循環器セミナーは、肺高血圧症の診断と肺血管拡張薬の使い方についてでした。

 

肺高血圧症の原因には様々なものがあり、それを特定することが大切であり、その病態により薬の効きやすさが違うことを学びました。

 

実習では健常犬に協力してもらい、実際に肺血管の描出、肺動脈収縮期圧の測定、右室流出路血流波形をだすことを実践しました。

 

実際だと、肺高血圧症により呼吸状態が悪くなってから病院を受診する動物たちも多いため、迅速に対応できるよう、日々トレーニングを積んでいきたいと思います!

 

皮膚科セミナー

2024年11月10日

こんにちは、獣医師の今井です。

先日、院内で行われた皮膚科セミナーを受講しました。今回のセミナーは病院スタッフ全員で受講し、前半は先生がスタッフからの質問(日頃の業務の中で感じる疑問、悩みなど)に答えてくださり、後半は皮膚の病気である膿皮症や可能性外傷性皮膚炎について講義していただく形式でした。

ワンちゃんのお手入れをする際に使うシャンプーには、フケを取る薬用シャンプーや保湿効果のあるセラミド配合シャンプー、皮膚病の治療に用いられるノルバサン・マラセブシャンプーなど様々な種類があります。

複数のシャンプーを併用する場合には、先に薬用シャンプーを使ってフケや汚れを取り、その後にセラミド配合シャンプーでの保湿、またはクロルヘキシジンの入ったシャンプー(ノルバサンやマラセブ)を使うのが効果的です!ワンちゃんの皮膚のpHは中性〜弱アルカリ性ですが、犬種によっても多少違いがあり、シャンプーの泡立ちもそれに伴い変わるそうです。ちなみに脂っぽい皮膚の犬種としてはフレンチブルドッグなどが知られており、弱酸性です。

夏場と比べれば、発汗や蒸れ(特に耳の中など)を原因とする皮膚トラブルは落ち着いてくる気候になってきましたが、気になる症状があればお早めにご相談ください!

接遇セミナー11月6日

2024年11月10日

こんにちは!愛玩動物看護師の岩國です。

先日行われた接遇セミナーの報告を致します。

今回のテーマは、【頼るスキルを身につける 】です。

ミズノ動物クリニックは30人を超えるスタッフで構成されておりだいたい約半数が同日に出勤しています。そんなチームとして医療を提供する上で欠かせないのが「頼る」ことです。

診療のみならず、入院管理や薬剤調合など多岐にわたる業務内容は決して1人で行えるものではありません。

そのためスタッフ個人の力を最大限生かすためには、お互いに補い合って働く必要があります。

しかし実際の現場では、多忙な状況の中で誰かに頼ることは勇気が必要なものです。迷惑にならないか、仕事ができないと思われるのではないか、そんな根拠の無い不安に駆られて躊躇してしまうかもしれません。自分が余裕のない状況であるほど悪い方へと考えてしまうものです。

今回のセミナーは「頼る」を知ることでそのハードルを下げることを目的としていました。

 

そもそも、頼ることは悪いこと?

頼られる側の目線から考えると、頼られることは決して悪い印象を受けません。

頼りにされた!という実感はより仕事への意欲となり、頼る-頼られることはより良い組織の関係性を構築する一助となります。

 

上手な頼り方とは?

誰かに頼りたい時、忘れてはいけないのは相手への配慮です。相手の状況も加味したうえで声をかけ、最後には感謝を相手に伝わるよう言葉にすることです。

何かを頼みたいけど相手に上手く説明できない…そんな経験をしている方も少なくないと思います。かく言う私も、もっと簡潔に伝えて欲しいと幾度も指摘を受けておりました。

そんな中取り上げられたのがSBAR。

situation background assessment recommendation の頭文字です。

何があって どんな背景を持ち 自身の考えを基に 提案するといった具合で、相手へ状況理解と依頼を簡潔に行うことができます。

ディベートを通して、身内や友達の会話を例にとると分かりやすいと気づきました。

〇〇で卵が特売だって!

でもおひとり様1パックまでなんだ…

せめて2パックは確保したい。

良ければ一緒に来てくれない?

日常の中で割と自然にできている数十秒のやり取りが、仕事の中だと上手くまわっていないことに気付かされます。

私はこの講義を通して、頼ることへ対する苦手意識が少し改善されました。SBARの話し方も実践を通して自然なものに仕上げたいです。

今は頼れる先輩方に支えられて日々を過ごしていますが、いつか頼りあえるチームの一員になれるよう今回の講義内容を活かしていきたいと思います。

JAHA年次大会

2024年11月09日

こんにちは、獣医師の今井です🐇

先日2024年度のJAHA年次大会に参加してきました。
私は今回が初めての参加だったのですが、獣医師向けの症例検討会や看護師さんの採血、バンデージ(いわゆる包帯。創傷部位の保護や、整形外科疾患での固定に用いられます。)の手技を競うコンテストなど、盛り沢山の大会でとても充実していました。
当院からも獣医師と看護師の先輩方が症例発表と看護技術コンテストにエントリーされていて、多くの人が見ている中で堂々と発表されていて感動しました✨
今回の大会で得られた知識や考え方を、日々の仕事に活かしていければと思います!

歯科セミナー

2024年11月09日

こんにちは、獣医師の佐久間です。

 

今回のテーマは唾液腺です。

 

唾液腺は大唾液腺(耳下腺、下顎腺、舌下腺)と小唾液腺(頬骨腺、舌下腺、臼歯腺など)があります。

唾液腺疾患として多いのは悪性腫瘍、唾液腺炎ですが、臨床的によく遭遇する疾患として唾液瘤があります。唾液瘤は唾液腺または導管の傷害により唾液が漏出し、周囲組織内に貯留した状態であり唾液腺の摘出によって治療します。

 

唾液腺はよく下顎リンパ節と間違えられることが多く、正確に触診・診断することが大切です。

日頃の身体検査からリンパ節の位置・大きさを覚え、リンパ節・唾液腺の腫れを見逃さないようにしていきたいと思います。

超音波セミナー

2024年11月08日

こんにちは。動物看護師の石毛です。

 

今回は超音波セミナーの4回目を受講しました。

今回は副腎、消化管、膵臓の超音波画像の出し方でした。

副腎を超音波で映し出すと、落花生🥜の形に似てると言われています。

落花生の形は黒く映るんですが周りは白っぽくなっているそうで、次超音波で副腎を先生がみるときは私もそういう見え方になるか楽しみです☺️

 

消化管はいまだに順番があやふやになってしまう時があるので、超音波をみる上で解剖学はとても大切になってくるのでしっかり学び直したいと思います!

JAHA年次大会2024

2024年11月07日

こんにちは。獣医師の山﨑です。

 

この度11月の2日、3日にJAHA日本動物病院協会年次大会2024に参加してきました。

 

今年は会場ごとに様々な議題で講演や実技コンテストが行われました。また普段はなかなかお話しする機会が少ないのですが、獣医療を支えて下さっている企業や関係者の方々、多くの動物病院の方とお会いすることができました。

 

その中で動物の病気についてだけでなく、人と動物にとってより良い社会を目指すために必要なこと、病院でチームとして治療をしていくうえで大切なことなどより広い視野で自分の立場を考える機会になりました。

 

もちろん獣医師として正しい知識をもち、診断し、治療をしていくことはとても大切です。ただそのためにも社会人として、人として共に仕事をしていく人達や飼い主様と接していくことがより良い診察や正しい診断につながっていくと思いました。

 

JAHA年次大会

2024年11月06日

こんにちは!看護師の前寺です🌼

先日、JAHA年次大会に参加してきました。

 

ヒト医療現場の看護師さん、臨床検査技師さんのお話を聞きました。お話を聞いて、チーム医療を展開する点、正確かつ迅速の検査結果報告が必要である点など業種は異なりますが、同じ部分も多々あると感じました。

 

他業種の方のお話を聞く機会は、貴重な経験になりましたし、良い刺激にもなりました。

救急セミナー

2024年11月02日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

最近は朝晩冷え込むことも多くなりましたね。

北海道では初雪も降ったようですが、そろそろ冬の足音が近づいてきているようですね⛄

 

さて、先日院内で行われた救急セミナーに参加しました。

救命救急の最前線で働く先生のセミナーはいつも勉強の連続です。

今回のテーマは、

「人工呼吸」についてです。

人工呼吸とは、人工呼吸器を用いて意識下あるいは無意識下の人間あるいは動物の呼吸を補助することです。

人の場合は様々な方法がとられるのですが、動物の場合は、基本的に麻酔をかけて、『無意識下』で行う人工呼吸のことを指します。

 

『自分でする呼吸』と『人工呼吸器にさせられる呼吸』は一緒だとおもいますか?

実は似ていても全く異なるものです。

自分でする呼吸は息を『吸い込む』呼吸なので、自然に均等に肺が膨らみます。もともと血液の流れが盛んな部分にしっかりと血液が向かうので、

効率よく、酸素を取り込み、二酸化酸素を吐き出すことができます。

一方で、機械でさせられる呼吸は、『押し込む』呼吸です。風船に空気を入れるような方法で、息を吐き出すときは、

どれだけ膨らんだかによって、勝手にしぼんで空気が出ていくように吐き出します。

膨らみやすい部分が優先的に膨らむことになるため、必ずしもその部分に空気がたくさん入るわけではなく、非効率的です。

 

人工呼吸器につなぐことで肺炎を起こしたり、肺をさらに障害してしまうことも知られています。

ではなぜ、人工呼吸器につなぐのでしょうか??

答えはシンプルで、つながないと苦しいからです!

 

肺の病気や心臓の病気の影響で、自分の力ではうまく呼吸できなくなってしまう子がいます。

酸素は生き物に絶対必要なので、呼吸ができないといつかは酸素不足に陥ります。

また、二酸化炭素は動物に有害なので、うまく換気ができないと、二酸化炭素がたまりすぎてしまい、心臓が止まってしまいます。

その状態を打破するために、人工呼吸器につなぎ、酸素化と換気をサポートします。

その間に、元々の病気を治すための時間稼ぎです。

人工呼吸器にはいくつかの欠点があります。代表的なものをご紹介します。

①治癒率は、もとの病気の重症度と種類による

呼吸困難を起こすに至った元の病気が比較的早く治せるものであれば予後はいいです。

一方で治せない病気で呼吸困難に陥ると、治すことが困難です。

例えば、心臓病から起こる心原性肺水腫は比較的早く病気のコントロールが可能なので、予後は比較的良いです。

一方で、重度の感染症や腫瘍による悪化は、治せないあるいはかなり長期間の人工呼吸器が必要です。

 

②治療に時間がかかり、費用も高額になる

人工呼吸器につなぐ期間は最短で数日、最長は1~2週以上です。

その間は動かないようにずっと麻酔をかけておく必要があります。

 

そこまで頑張っても人工呼吸器の治療成績は決して良くないのが現状です。

それでも、人工呼吸器の設定の仕方やモニタリングすべきことなどを勉強することができたので、

少しでも危険な状態の動物の救命に役立てたいと思います!