セミナー参加報告

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 内科セミナー

2024年04月21日

こんにちは、Dr.スゴウです。

院内で内科学のセミナーがありました。
今回は下痢についてのセミナーでした。
下痢には種類があり、大きく分けて2種類。小腸性と大腸性に別れます。
それぞれ特徴があり、体重減少、便の回数、1回の便の量、吐き気を伴うか、出血を伴うか、粘液の付着があるか、しぶりがあるかでどちらに属するか判別します。
小腸性は体重の減少、吐き気を伴うことがあり、便の回数は増えず、1回の便量が多いのが特徴です。
大腸性は便の回数が増え、しぶり、出血、粘液の付着を伴い、体重の減少や吐き気はないのが一般的です。

下痢に対しては整腸剤や下痢止めを用いることが多いですが、食事の変更を行うことが何より大切で、大きな病気が隠れてない場合は食事の変更で治るとのデータがあります。
1回の変更では治らないこともあるので根気強く色々な食事を試して、その子に(その子の腸の環境に)合うご飯を探してあげることが重要です。

ただ、治りが悪い場合は大きな病気が隠れていないか、血液検査、超音波、便の遺伝子検査(細菌や寄生虫がいないかの確認)、内視鏡検査などを行う必要があります。

今みたいな季節の変わり目は下痢が起こりやすいです。元気、食欲があるならまずは食事の変更を試してみてはいかがでしょうか?