セミナー参加報告

seminar

救急セミナー

2021年02月10日

こんにちは🌞獣医師の石阪です。

 

 

先日、院内での救急セミナーに参加してまいりました。

テーマは『発作』。

 

発作を起こして、緊急的な処置が必要になる場合が多くあります。

中でも群発発作や発作重積といった種類の発作は要注意です。

 

 

5分以上激しい発作が止まらない、何度も発作が続き、意識がない、などの症状が見られたらすぐに病院にいらしてください。

 

少しでも多くの動物たちが助かるように、一瞬たりとも無駄にせずに救急対応ができるよう、精進してまいります!

 

 

 

 

シニアケア講座

2021年02月10日

こんにちは。看護師の柴田です。

先日、シニアケア講座の3回目を受けました

今回は高齢動物の疾患に関する知識、整形疾患とリハビリの基礎でした。

 

高齢動物に多い整形疾患の1つとして

『変形性関節症 』があります。

関節面の軟骨が退行していくために発生します。

別名『退行性関節症 』とも言われます。

原因は明らかでありません。

大きくは原発性(一次性)と二次性に分けられます。

原発性は肥満や老齢に多いです。荷重や圧迫がかかってた子など(例えばソリを引く犬など)

二次性は若齢〜老齢と幅が広く、発生頻度も高いです。

主な症状としては

・運動量の減少

・動きたがらない

・ジャンプしなくなる

・跛行   などです。

日常のちょっとした仕草の変化など、飼い主様から得られる情報が多いですね。

ちょっと最近変な歩き方してるな、、抱っこする時キャンッと痛がるなと思ったら診察をおすすめします。

他にも肩関節の離断性骨軟骨症、肘関節形成不全、股関節形成不全、前十字靭帯断裂など老齢の子でも整形疾患はたくさんあります。

内科的治療や外科的治療はもちろん、痛みを和らげてあげるには、サプリメントの使用や生活環境の工夫で痛みを和らげてあげることができます。

そしてリハビリも勉強しました。

リハビリとはラテン語で「re(再び)」+「habilis(適した)」という言葉です。

『再び適した状態になること 』『 本来あるべき状態への回復』という意味があります。

日本ではあまりメジャーではありませんが、欧米では獣医師指導のもと、理学療法士が中心となり看護師と共同してリハビリを行っているそうです。

チームで行い、常に評価、ゴール設定、方法決定を繰り返し行いながら最終的なゴールを目指します。当院にもリハビリチームがあり、整形疾患の子などのリハビリを行っています。

リハビリは飼い主様がどう感じているのか、何を希望しているのか、何を不安に感じているのか、、飼い主様の気持ちを理解することが大切です。

今回も2時間では足りないセミナーだったので猛勉強の日々です。

 

 

新入社員を迎えるための準備セミナー

2021年02月06日

こんにちは看護師の中山です🌱

先日、〝新入社員を迎えるためのセミナー〟を同期の宮本と一緒に受講しました!

 

 

新しいスタッフを迎えるにあたっての準備や、教育係りとしての心構えなどとてもためになる内容でした✏️

 

 

ディスカッションの時間に経験年数の長い方とお話をして意見や考えを聞けたことも働く上ですごく参考になりました。

 

 

4月には新しいスタッフが増えるので、今回のセミナーで学んだことを実践していきたいです

 

 

 

臨床病理セミナー

2021年02月05日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

昨日は、立春でしたね🌸

しかも、今日は観測史上最速で春一番が吹いたそうです!

心地よい季節がすぐそこまで来ているような気がしますね✨

 

さて先日、臨床病理のセミナーに参加しました。

臨床病理学とは…?

と思った方かもいるかもしれませんが、簡単に言うと、血液や、細胞からえた情報を評価、判断して、

体で何が起こっているか?を見極めようとする学問です。

つまり…?

「肝臓の数値が高いですね。肝炎かもしれません。」

みたいな説明は、臨床病理学に基づいて話しているということです。

 

今回の臨床病理学では、各病院で遭遇した難しい症例や、悩んだ症例を検討、相談する勉強会でした。

テーマに挙がった病気は、「貧血の猫」です。

猫で貧血は、比較的よく認められる異常の一つです。

病気の原因も多岐にわたりますが、大きく区別する方法の一つが「再生性」か「非再生性」か

というものです。

血液(特に赤血球)が何かの原因で減少する病気が、貧血です。

減少した赤血球に対し、体が反応し、新しい血液を作れるタイプのものが「再生性」

作れないタイプのものが「非再生性」です。

当然、通常再生性のものは、免疫異常や、感染症、出血などで認められます。

治療がうまくいけば、メキメキ改善するので、元気になることも多いです。

しかし、再生性にもかかわらず、どんどん悪化する病気の場合は、頻回の輸血が必要になる可能性や、

他の薬剤の追加など、積極的な治療を組み合わせる必要があり、反応も悪いです。

特に、猫の血液に関しては、顕微鏡だけで異常を特定することが難しい場合もあるため、

遺伝子検査や外注検査を組み合わせる必要もあり、診断に時間とお金が必要になる傾向にあります。

貧血の症状はわかりにくいものが多いため、何か元気がない…。食欲が落ちてきた…。のような

非特異的な症状でも続く場合は、病院にいらしてくださいね!

CTセミナー

2021年02月03日

こんにちは🌞獣医師の石阪です。

 

先日、院内でのCTセミナーに参加してきました。

 

今回のテーマは『生殖器と門脈シャント』についてです。

 

生殖器疾患は避妊去勢をしていないわんちゃん猫ちゃんに結構多い病気です。

CTではレントゲンやエコーでわからない細かな病変を見つけることができます。

 

うちの子、最近調子悪いけど、そういえば避妊去勢していないから、それが関係しているのかな?と不安に思われる方もいるのではないでしょうか。

 

食欲がない、元気がない、痩せてきた、などの症状が出ているこは、お早めにご来院ください!